ハムスターを飼っている方の中には、「2匹目も飼いたい!」って思う方もいらっしゃるはず…!
違う色や性別の子、もしくは違う種類のハムちゃんをお迎えしたくなったりもしますよね。
しかし、ハムスターを複数匹買う際には、他のペット以上に注意が必要なんです。
今回は2匹目のハムスターをお迎えする際の注意点をご紹介したいと思います!
スポンサーリンク
同じケージで飼うのは絶対にNG!
まず最初にお伝えしたいのは、同じケージで飼うのは絶対にNGだということです。
(ロボロフスキーハムスターであれば、条件次第で多頭飼いも可能です)
知っている方も多いとは思いますが、ハムスターは縄張り意識が強く、基本的に単独で暮らす生き物です。
なので同じケージに入れてしまうと、お互い強いストレスを感じてしまい、病気やケンカの原因にもなってきます。
ハムスターは噛む力も結構強いため、弱い方のハムスターが大怪我を負ったり、最悪の場合死んでしまうことだってあります。
そうした事態を避けるためにも、新しいケージを用意してから2匹目のハムスターをお迎えをするのが基本です。
ペットショップだと複数匹一緒に暮らしていたりもしますが、それはまだ小さく縄張り意識が芽生えていないからなので、決して真似はしないでくださいね。
お互いのケージはできるだけ離す
同じケージで飼うのは論外なのですが、できれば近い距離で飼うのもやめましょう。
理由は他のハムスターの臭いが、ストレスの原因となってしまうからです。
特に2匹目をお迎えする際は、今いるハムちゃんが警戒する可能性もありますので、なるべくお互いの臭いがわからない状況で飼ってほしいです。
それから、やむを得ず近い距離(隣同士など)で飼う場合は、お互いの姿が見えないようにも工夫しておいてください。
ハムスターの視力はよくありませんが、それでも隣同士ならわかりますし、相手の姿が見えればストレスも感じてしまいます。
なのでケージの距離が近いなら、板や段ボールなどで間に仕切りをしましょう。
2匹を時々会わせるのはあり?
2匹かそれ以上のハムちゃんを飼っていれば、時にはお互いを会わせたくなってくると思います。
普段は別々に飼っていても、2匹一緒に手のひらに乗せてみたり、部屋んぽをさせてみたりなど…
「2匹が仲良くなってくれたら嬉しい」という気持ちから、このような行動をしてしまうかもしれません。
本当に仲良しになるケースもありますので、絶対ダメと断言するのは難しいですが、それでも基本的にはやめておいた方がいいです。
同じケージに入れたのと同様、同じ空間に他のハムスターがいれば、ケンカになったりストレスを感じてしまいますからね(°_°)
それに他のハムスターがいるとわかれば、日常的にパトロールしたがったりして、小さいケージなら脱走の原因ともなります。
仲良く寄り添うハムちゃんに癒されたい気持ちはわかりますが、人間のエゴで大切なペットを傷つけないようにしましょう。
仲良く暮らせるケースについて
多頭飼いができないハムスターですが、稀に仲良く暮らせるケースもあるみたいです。
YouTubeなどでも、大人のハムスター同士が仲良く暮らしている姿が見られますし、その可愛い姿にはすごく癒されます。
基本的に兄弟や夫婦、小さい頃から一緒に飼っていた場合などで、多頭飼い可能なケースが生まれるようです。
前例がある分多頭飼いを完全否定できませんし、ずっと仲良く暮らせるのならいいと思います。
(一説ではジャンガリアンハムスターの場合、夫婦で暮らした方が長生きするという話もあります)
しかし、ずっと仲良くしていたハムスター同士でも、ある日突然大ゲンカをしてしまうことがあります。
「兄弟同士だから」
「ずっと仲良しだったから」
そうやって多頭飼育をし続けた結果、ある日突然悲しい結末を迎えてしまうかもしれないのです。
なので一緒に飼いたい気持ちもわかりますが、その気持ちを汲んだ上で、個別に飼育することをおすすめします。
その方がハムちゃんにとって、幸せである可能性の方が高いからです。
ハムスターは別々に飼おう
ということで、今回は2匹目のハムスターをお迎えする際の注意点について書いてみました!
ハムスターのことを知る前は、一緒に飼っても問題ないと考える方も、割といらっしゃるかもしれません。
ペットショップでは一緒に飼われてますし、同じケージでわちゃわちゃ飼っている動画もありますからね。
しかし、ハムスターは単独で生活する生き物ですし、縄張りに入った相手を死ぬまで攻撃することもあります。
なのでレアケースを除けば、ハムスターは別々で飼うのが望ましいです。
2匹目をお迎えする際も、まずは今いるハムちゃんが今まで通り暮らせるかを考えて、その上で飼えるかどうか判断してくださいね。