夜中寝ている途中で何度も起きてしまい、満足な睡眠が取れないでいる。
そういうお悩みを持っている方は、近年決して少なくないように思えます。
僕自身も会社員でいた頃は、夜中何度も目が覚めてしまったり、なかなか寝付くことができなかったり。。。
いわゆる睡眠障害というものに、結構悩まされてきました(*_*)
今回はその経験も踏まえつつ、夜中に目が覚める原因や対策について書いていきます!
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夜中に起きてしまう人は、想像よりもずっと多い
この寝ている途中で起きてしまうことを「中途覚醒」というのですが、この中途覚醒で悩まされている人は、日本においてかなりの人数がいると言われています。
全国的な統計では、日本人全体の15%が中途覚醒に悩まされているとのデータが出ており、日本において最も多い睡眠障害となっているのです。
これは日本がストレス大国であることや、高齢化社会であることが主な理由として考えられます。
それから、中途覚醒は生命や日常生活を脅かすほどの障害とはなりにくいので、悩みつつも放置されがちな問題ということもありますね。
症状が起こりやすいことや、治療に専念する人が少ないという背景があり、中途覚醒は多くの方が抱えている問題となっています。
寝ている途中で目が覚める原因は何?
では寝ている途中で目が覚める、中途覚醒の原因とは一体何なのでしょうか?
この原因は大きく分けると、身体的理由と精神的理由の2つに分けられます。
一般的には身体的理由による中途覚醒が多いものの、日本では精神的理由による中途覚醒が多いと考えられますね…!
ではそれぞれの原因について、細かく見ていきましょう。
身体的理由による中途覚醒
まずは身体的理由についてです。
身体的理由の中で心配の必要がないのは、高齢になってからの中途覚醒です。
人間も含め多くの哺乳類は、年齢を重ねるに連れ睡眠が浅くなり、寝ている最中に起きたり早起きになる傾向があります。
その分お昼にうとうとすることも増えますが、これは病気でもなんでもない自然なことなので、心配は一切不要ですよ!
逆に心配な例としては、生活習慣病が原因となる中途覚醒です。
特にメタボリックシンドロームになると、高血圧から交感神経優位になり、常に体が興奮状態になってしまいます。
それから睡眠時無呼吸症候群も招きやすく、この症状になると中途覚醒が起こりやすいことに加え、酸素不足から睡眠の質も低下してしまいます。
メタボ以外にも、糖尿病になることで水分の摂取量が増え、トイレが近くなりやすいです。
いずれにしても、生活習慣病は睡眠にとって大敵になりやすいので、細心の注意を払う必要があります。
精神的な理由による中途覚醒
次に精神的な理由ですが、これは大半がストレスによるものです。
ストレスにより交感神経が優位になり、慢性的な興奮状態を招いてしまうことが、寝ている最中に起きてしまう主な原因となります。
会社や学校が嫌で、毎日辛い思いをしているようなことがあれば、まさにその環境自体が原因となっているでしょうね…!
その他にも、精神的な不安を感じることが日常的に起これば、それが睡眠の質を下げる原因となることは大いにあり得ます。
日常でストレスを感じる機会は多くなっていないか、一度考え直すことも大切なことです。
中途覚醒の対策方法とは?
では寝ている途中で起きるのを防ぐには、どのような対策方法が考えられるのでしょうか。
最もシンプルな方法は「医師に相談すること」ですが、忙しい人は病院に行く時間もないですし、それほど重い症状でもないので自力で解決したい方も多いでしょう。
こちらも身体的理由の場合と精神的な理由の場合に分けて、それぞれの対策方法を解説していきます。
身体的理由の際の対策方法
まず肥満の方であれば、間違いなく太っていることが原因となっていますので、単純に痩せた方がいいですね(°_°)
僕も昔かなり太っていましたが、痩せただけで睡眠の質はかなり向上しました。
ちなみにダイエット方法は別記事に書いていますので、よかったら参考にしてみてください!
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半年で15キロ痩せたダイエット法を紹介します。無理せず痩せる10の方法
突然ですが、実は僕… 昔は89キロの、かなりのおデブちゃんでした。 太っていると自分に自信が持てなかったり、時には周りからバカにされることもあったりで、結構辛いんですよね。 ...
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それから頻尿に関しては、睡眠3時間前の水分摂取をなるべく控えるようにしてみてください。
僕も昔から頻尿なのですが、朝方〜昼間に多く水分を摂取し寝る前の水分摂取量を減らしただけで、夜中トイレに起きる頻度を減らすことができました。
それでも減らない時期(特に冬)には、頻尿に効くサプリメントを摂取することで、朝まで快眠することができています。
どのサプリが効くかどうかは個人差がありますので、色々試してみることをおすすめしたいですね。
(個人的には漢方がおすすめです)
精神的理由の際の対策方法
精神的な理由で夜中途中で起きてしまう場合は、ストレスの原因を取り除くことを第一に考えてほしいです。
いくら医師にかかったり精神安定剤を飲んだところで、ストレスを受け続ける環境にいたら一時しのぎにしかなりませんからね…!
もちろん学校や家庭内での問題など、気軽に環境を変えられないケースもありますが、会社とかなら他にいくらでもいい職場はありますので、早めの転職も考えてみてください。
もしどうしても環境を変えられない状況であれば、ストレス解消法を色々実践するのも手ですね!
個人的には走ったりジムに行ったりなど、体を動かすことをおすすめしたいです。
(運動をすることで、睡眠の質を高める効果も期待できます。ただし寝る直前の運動は×)
それから湯船に浸かることでも、副交感神経が優位になり、精神的にリラックスできます。
忙しい人ほどシャワーで済ませてしまいがちですが、たまにはゆっくり湯船に使ってみたり、休みの日は温泉などを楽しんでみてはいかがでしょうか∩(´∀`∩)
スマホやパソコンも中途覚醒の原因に!
それからもう一つ伝えて起きたい点として、スマホやパソコンの光を浴びることで、交感神経が優位になってしまうことです。
その結果目が冴えて眠れなくなったり、夜中に起きてしまう原因にもなってしまいます。
更にディスプレイの光によって、メラニンの分泌が少なくなってしまうこともわかっており、これは寝つきに時間がかかることやレム睡眠(深い睡眠)が短くなることを表しています。
それが起因する悪影響は、中途覚醒以外にも様々なものがありますので、寝る前はスマホやパソコンを見ないよう心がけてください。
ちなみに寝る前のスマホが良くないことは、割と多くの方が知っていることと思います。
しかし、趣味の大半がスマホやパソコンで完結する人も多いでしょうし、仕事を持ち帰るようなこともありますよね…!
そういった背景もあって、意外と知っていても実践できていないことだと感じています。
僕もサラリーマン時代からフリーランスになった現在まで、常にパソコンと向き合っていますので、同じく実践できていないのが正直なところです(°_°)
それでも寝る前は本を読むなど、スマホやパソコンを見ない工夫はしていますので、せめて夜くらいはスマホやパソコンから離れるようにしてくださいね(´ ・ω・ `)
夜中途中で起きるのには、必ず原因がある
ということで、今回は寝ている途中で起きてしまう原因や、その対策方法について解説してみました!
これら中途覚醒は、自分では原因が掴みづらいものでもありますが、深く考えてみれば必ず原因が見えてくるものでもあります。
症状によっては、数日で改善するものでもありますので、面倒くさがらずに対策を講じることが大切です。
中途覚醒の問題は、下手すれば一生のストレスになりますので、気づいたタイミングで早めに原因を取り除いておきましょうね!