上司の頭が悪くてイライラする…
こういう状況に悩まされている方も、割と多いのではないでしょうか(°_°)
日本は年功序列という制度のおかげで、例え能力がなくとも上にのし上がることはできます。
言い方はよくないかもしれませんが、頭が悪く仕事ができない人でも、会社に長くいるだけで部下を持つ立場になれるのです。
更に年齢に合わせて昇格する以上、今の上司がこれからもずっと上司であり続ける可能性だってあります。
今後実力主義社会になる可能性も考えにくいので、恐らくそういう上司に苦しみ続ける人も多いでしょうね。。。
僕自身は比較的上司に恵まれてきましたが、それでも頭の悪い上司と一緒に仕事をすることは何回かありました。
それに人材業界にいたので、様々な企業のお偉いさんと話したり、転職希望者から上司の愚痴を聞くことも多かったですw
なので今回は、個人的に思う頭の悪い上司の特徴と、一緒に働く際の対策を書いていきます。
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頭の悪い上司の特徴
まずは頭の悪い上司の特徴からです。
細かいことを言えば無限にありそうですが、大まかには以下の5つだと考えます。
・勉強していない
・理論より感情論を優先する
・人の話やアドバイスが聞けない
・話が長い
・無思考
それぞれ簡単に解説してみます。
勉強していない
頭が悪い人は、まず圧倒的に勉強していないですね。。。
本をたくさん読んだり、自己研鑽を心がけている人で、頭が悪いと感じる人はほぼいません。
勉強でフレームワークというか、ある程度ものの考え方は身につくので、仮に地頭が悪かったとしても知識で補えるわけです。
ちなみにこれは学歴と関係ないですが、現実としてある程度比例するとは感じています。
ただ、例え中卒でも勉強を欠かさない人はいますし、そういう人を頭が悪いとは思わないものです。
もちろん逆も然りですし、頭が悪い上司というのは、社会人になってからの学びを怠ってきた人だと考えます。
理論より感情論を優先する
理にかなった意見より、常に感情論を優先するのも、わかりやすい特徴の一つです。
感情が先行するタイプの人とは、最早まともな話し合いすらできません。
理屈を感情で返すことの無意味さに気付かない時点で、あまり知性があるとは思えないですね。。。
(熱意などプラスの感情ならまだしも、マイナスの感情で動く人はもう救えないです…)
こういう人とは会話にならないor感情のぶつかり合いにしかならないので、話す時間すらもったいないと考えます。
もちろん理屈が全てではないのですが、私的感情が先行して成り立つ仕事なんて、芸術家のような一部の職業だけでしょう。
仕事に私的感情を持ち込む上司は、ある意味一番面倒くさいタイプかもしれません(°_°)
人の話やアドバイスが聞けない
何故かはよくわかりませんが、頭が悪い人ほど人の話やアドバイスを聞かないという、謎の法則があります。
別の言い方をすると、「余計なプライドを捨てられない人」とも言えるかもしれません。
仮に正しい意見を言われたとしても、受け入れられず感情的に跳ね除けてしまうのです。
ちなみに頭のいい人ほど、「自分には知らないことがたくさんある」と考えている気がします。
僕個人の体験としても、無学な時期ほど「自分はなんでも知ってる」みたいに思っていたものです。
そして勉強すればするほど、知らない世界がたくさんあることを自覚して、異なる意見も受け入れられるようになりました。
井の中の蛙状態だと、その狭い価値感でしか物事を判断できないので、余計アドバイスを聞き入れられないのかもしれません。
話が長い
話がやたら長いことも、結構わかりやすい特徴です。
頭がいい人は長い話を好まず、なるべく短い言葉で伝えようとします。
優秀な経営者同士の話し合いだと、まるで単語のみで会話しているような雰囲気です。
逆に部下を捕まえて何十分も話し続ける人は、配慮もなければ話をまとめる能力もありません。
これはメールとかの文章でも同じで、一文がやたら長い人は、やっぱり話も長いです。
部下なら「結論から話そう」みたいに言えますが、上司だとなかなか言えず、無駄な時間を過ごす人も多いでしょう。
無思考
割と抽象的ですが、頭が悪い上司というのは、何も考えてないように感じられます。
もちろん日々何かしら考えているとは思いますが、自分の人生や仕事に対して、かなり受動的です。
上から言われたことをそのまま下に流すので、上司からは受けがいいことも案外あったりします。
ただ、自ら考えて行動することがないので、融通が聞かずデタラメな指示をしてくることもあります。
こういう人が管理職だと、部署全体の業務効率が悪化して、企業によってはブラック化していくでしょう。
頭の悪い上司への対策
続きまして、頭の悪い上司への対策も書いていきます。
会社で働いていると、どうしても上司を選ぶことはできません。
もし上司を選べるのなら、下克上ができる会社でない限り、わざわざダメな上司を選ぶ人はいないはずです。
しかし、上司を変えることができない以上、自分を変えることを考えた方が建設的です。
正面からぶつかる方法もありますが、大抵いい結果にはなりませんからね。。。
なので唯一の対策は、自分の行動や考えを変えることになってきます。
反面教師もいい教師
当時は考えられませんでしたが、反面教師にできる存在というのは、振り返ってみると意外にいい教師です。
人間は負の感情の方が強いので、「絶対あの人みたいにならない」という思いは、恐らく一生消えることはありません。
優秀な上司に会うことも大事なのですが、ダメ上司に会うことも案外大事なんです。
それに上司を見て「うわっ…」と思うことの中には、自分自身のダメな部分も写し出されていることがあります。
よく「部下は上司の鏡」と言われますが、逆もあるのかなと個人的には考えています。
人の悪い部分を見たときは、内省できる貴重な機会だったりするので、ぜひ反面教師として学びに変えてほしいです。
転職や独立も手
しかし、頭の悪い上司といつまでも一緒というのは、正直考えたくはありませんよね…w
もしその会社に残るメリットが薄いようなら、思い切って転職や独立を考えていいと思います。
何故なら仕事が楽しいかどうか、ストレスが少ないかどうかは、人生の幸福度にかなり影響するからです。
転職がリスクだと感じる場合も、将来的に仕事が選べるよう、副業はぜひ始めてほしいです。
副業でまとまった収入を稼げれば、会社への依存度が大きく下がり、転職や独立も容易になります。
特に独立すれば、上司となる人も自分で選べますので、ダメ上司に悩まされることはなくなるはずです。
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余談:「上司のレベルは関係ない」という意見について
上司に対する不満が出た際、時々「上司の能力は関係ない」「責任転嫁するな」という声も聞かれます。
人生全て自己責任ですし、僕も似たような考えを持っていました。
ただ、「仕事は楽しいかね? 2」という本を読んだ際、その考えを改めることになったのです。
この本の内容は、簡単に言うと「最高の上司とはどういう人物か」という部分に焦点を当てて書かれた本です。
初めて上司になった際手に取ったのですが、上司が部下にとっていかに重要な存在で、どれだけ人生に影響を与えるかがわかりました。
同時に上司が無学だというのは、かなり罪深いことだと感じたのです。
確かに上司の中には、立場が変わったことで能力を発揮できなくなってしまう人もいます。
しかし、頭の良し悪しは完全に別問題というか、ある程度備わってなくてはいけない要素です。
少なくとも上司の立場になった人間は、「上司のレベルは関係ない」なんて言ってはいけないかなと思います。
(部下としてそう考えるのは全然ありです)
頭が悪い上司も成長の糧にしよう
ということで、今回は頭の悪い上司の特徴と対策を書いてみました。
僕自身も頭がいいわけではありませんが、それでも頭が悪い上司と付き合っていた期間は、正直かなり疲れもストレスも溜まりましたね。。。
ただ、どうしても付き合わなければならない場合もあるので、そんな時は反面教師にする姿勢も大切です。
頭の悪い上司も、ぜひ自身の成長の糧にしてくださいね!