もう二度と営業はやりたくない…!
一度営業を経験した後、そう考える人って割と多いんじゃないでしょうか(°_°)w
ちなみに僕自身も同じでして、一応頑張ってトップセールスにはなりましたが、性格的に向いていないと感じました。
押し売りは一切しなかったので、売ることへの抵抗はなかったですが、上から数字ばかり言われる環境がきつかったですね。
調子悪かったら詰められるし、調子いいときも「◯◯件行こう!!」みたいな感じで、数字がどんどん上積みされますから(*_*)
こういうのにワクワクする気持ちもありましたが、僕の場合は悪い意味でのストレスの方が、遥かに勝っていましたね。。。
営業はメリットも多い仕事なので、個人的に一度経験してみてほしいとは思っています。
ただし、向いてなければ無理に続ける必要はないですし、うつ病になりやすい職種でもありますので、嫌ならすぐに離れてほしい気持ちもあるんです。
なので今回は、元転職エージェントとして営業以外の職種に転職する方法を書いていければと思います!
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営業以外でやりたい仕事は、予め決めておこう
これは全ての転職に当てはまりますが、
「現職がとにかく嫌だ」
「他の仕事ならなんでもいい」
という気持ちが先行してしまいますと、転職に失敗する可能性は大きくなります。
営業より大変な仕事はないと思っていても、実際そんなことないですからね(´ ・ω・ `)
もちろん、「営業はやりたくない」という気持ちに蓋をする必要は全くありません。
ただし、最終的には「営業をやりたくない」ではなく、「◯◯をやりたい」という気持ちを持って、転職活動をしてほしいんです。
営業以外ならどんな仕事をしたいのか、一からキャリアを築くならどんな職種がいいのか、時間をとって深く考えてみてください。
適職診断はあてにならないと考えよう
その中で職業適性診断(適職診断)を受けるというのも、一つの方法かもしれません。
しかし、ある程度社会人経験があれば、それよりも「やりたい」という心の声に従って仕事を決めた方がいいと考えています。
転職エージェントとしてはこんなこと言えませんが、適職診断なんて正直それほどあてになりませんからね(*_*)
精度が高いものもありますが、それよりも自分の心に問うた方が、必ずいい仕事が見つかると思うんです。
例えやりたい仕事が全くわからない際でも、あくまで参考程度に留めておくことをおすすめします。
営業以外におすすめの転職先6つ
営業以外にどんな仕事がしたいのか、まだはっきり定まっていない方もいらっしゃるでしょう。
ここでは営業以外におすすめしたい仕事をご紹介しますので、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです!
もちろんここに書いてあるもの以外でも、「こんな仕事がしたい!」と思うのであれば、その気持ちを優先してくださいね∩(´∀`∩)
1:企画
商品企画やマーケティングなどを担当する仕事は、営業経験者も強みを発揮しやすいです。
違う能力を求められる仕事ではありますが、企画と営業は密接に関わるもので、企画について考える機会も多かったと思います。
特に営業と並行して企画も任せられていた方は、経験者として応募することもできますから、転職においてかなり有利です。
大手の企画職はそれなりの経験がないと難しいですが、急成長しているベンチャーの企画職は狙い目ですね。
注意点として、企画のみの担当という求人の中にも、結局は営業を兼務するパターンもあったりします。
この辺りは面接で言われるはずですが、担当業務については一応確認しておいた方がいいでしょう。
それから求人サイトで「企画」カテゴリで調べても、営業職がかなり混じっていることも気をつけてほしいです。
あと「企画営業」は企画の仕事ではなく、「企画」を「営業」する営業職になりますので、企画の仕事と間違えないようにしてくださいね(°_°)
2:接客
営業の仕事を選んだ方の中には、「数字に追われるのは嫌だけど、人と接するのは好き」という方もいらっしゃると思います。
そういう方は、接客業を選ぶのも一つの選択肢として、ぜひ考えてみてほしいです。
コンビニのような単純な接客業は、今後AIの発展により淘汰されますので、やめておいた方がいいでしょう。
ただし、ホスピタリティを求められる仕事は、AIが発展した未来でも求められる仕事だと言われています。
例えば高級なホテルや旅館、飲食店のサービスなどですね。
これらをAIで再現できる頃には、人間が働く必要もなくなっているでしょうから、長期で働くにはいい職業だと思います。
なので人が好きで営業を選んだ方は、接客系の方向も考えてみてくださいね。
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3:事務職
営業でバリバリ働くよりも、落ち着いてデスクワークをしたいという方は、事務職も検討することでしょう。
事務職は女性だけでなく、最近は男性からも人気ですし、もちろん営業からの転身を考えている人も多くいらっしゃいましたね。
事務職は営業にはない魅力が多い仕事なので、特に「ノルマに縛られない」「定時で帰りやすい」という要素を求めるなら、検討する価値のある仕事になります。
ただ、事務職は大変人気な分、求人倍率はかなり高いことには気をつけた方がいいです。
未経験可の求人であったとしても、経験者からの応募が殺到するため、結局はそちらが優先されてしまいます。
それに事務職は女性優位ですし、男性の事務はいらないと考える経営者や人事の方も、正直いらっしゃいます。
(能力的な理由もありますし、会社によっては性差別的な意味もあると感じました)
また、こちらも今後AIに奪われやすい仕事なので、事務職を選ぶなら副業を同時並行に始めてほしいですね。
逆に言えば、副業を優先的に行いたいのであれば、ワークライフバランスの整いやすい事務職はおすすめしたいです。
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4:建築・土木
「オフィスワークより、肉体労働がしたい!」という方は、建築や土木などの仕事もおすすめです。
辛いイメージが多い仕事ですし、実際に辛いことも多い傾向にあります。
僕アルバイトですが高校時代に2年ほど経験して、正直この業界では就職したくないと思いましたね(°_°)
ただ、人手不足な分高い給料が望めますし、怖い人も多い業界ではありますが、同時に人情に厚い人も多いです。
少なくとも身内相手にギラギラして(もしくはされて)、精神的に消耗することはありません。
特に体力に自信がある方、手に職をつけたいという方は、この業界も検討してみるのもいいでしょうね!
5:農業
建築や土木と似て非なるものとして、農業も割とおすすめしたいです。
農業は給料が低い求人も多いですが、優しく穏やかな人が多く、対人関係に疲れた人は癒しの時間となります。
実際にうつ病の人が農業をしたところ、1年で元気になったという話も有名ですので、農業で得られる対価はかなり大きいと思います。
それに農業は技術を身につけることで、独立して十分食べていける仕事です。
販売できるほど育たなかった作物も、自分たちで食べることもできますので、半自給自足も成り立ちます。
僕も実家が農家でしたので、将来実家でのんびり農業をやるというライフプランも考えていますね。
ちなみに都内に住んでいる方なら、地域おこし協力隊として働くのが、農業を始めるのにはベターな方法です。
地域おこし協力隊というのは、「地方で働きたい若者」と「若者を集めたい地域」をマッチングさせる取り組みで、農業系の求人も多くなっています。
正直給料はかなり低いですが、住居が提供されていたり引っ越し費用もサポートしてくれる求人もありますので、検討してみるのもいいでしょうね!
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6:ITエンジニア
もし頭を使う仕事が嫌いでなければ、個人的に最もおすすめしたいのは、エンジニアになることです。
エンジニアといっても機械のエンジニアではなく、ITエンジニアの方ですね!
ITエンジニアには、システムエンジニア、プログラマー、サーバーエンジニア、ネットワークエンジニアが今のところあります。
これらは非常に将来必要性の高い(そして人手不足に陥る)仕事になり、手に職をつけるという意味では、これほど適したものはないといっても過言ではないです。
わかりやすく言えば一昔前の士業レベルに安定していて、今後で言えば士業よりも安定する仕事になり得るでしょうね。
(むしろ士業は資格難民がたくさんいるので、よほど思い入れがなければやめた方がいいです)
最近はプログラミングスクールも充実していますので、早い段階で技術を習得して、エンジニアとして手に職をつけることもおすすめです。
※転職サポートがある、テックアカデミーを激しく推奨します∩(´∀`∩)
営業からの転職は難易度が低い
知っている方も多いかもしれませんが、実は営業から異業種への転職は、割と難易度が低いと言われています。
その理由は、どの仕事においてもコミュニケーション能力が求められるからです。
会社員として働く以上、周りと円滑なコミュニケーションが取れなければ、業務に支障が出ますからね(*_*)
それをすでに学んできている営業職は、どの業界でも評価されやすいのです。
なので、「未経験だから無理だ」と思う職種であっても、意外と受かってしまうことは珍しくありません。
該当職種への深い理解、そして勉強(もしくは勉強していく意思)は必要にしても、未経験からスタートは他の職種に比べたらとてもしやすいですよ。
営業が辛かったとは言わないこと
注意点としましては、いくら営業が辛かったとしても、面接の場で「営業が辛かった」とは言わないことです。
これを言ってしまうと、「不満を持ちやすい人」という判断をされ、また「次の仕事も不満を持つ可能性が高い」とも考えられてしまいます。
なので誠実に回答する精神はいいですが、マイナス評価を受ける言い方は避けるようにしてください。
こういう場合は、「営業が嫌」ではなく「営業も経験になったが、今後は◯◯として新しいキャリアを築いていきたい」という意思を示してほしいです。
そしてほぼ100%「営業で辛かったことは?」という質問が来ますので、
「当時◯◯は辛かったですが、振り返ってみればいい経験でした」
「強いて言えば◯◯くらいで、あとは特にありません」
という風に、ポジティブな回答を心がけておきましょう。
細かいテクニックになりますが、この際即答ではなく「んー…(何かあるかなぁ)」という感じで、少し間を空けるのがおすすめです。
(それまでの回答を全て即答できれば、より効果的ですね)
営業以外で転職するのは、それほど難しくない
営業しか経験していないと、他の仕事には就けないと考える人も珍しくありません。
特に30代に突入している人は、余計そのように考えてしまうでしょう。。。
しかし、営業経験者は基礎であるコミュニケーションを学んできているため、他の職種でも通用しやすいです。
なので金輪際営業とは関わりたくないという方は、諦めずに転職活動を始めてみてください。
少なくとも書類選考で落とされる人でなければ、営業以外で転職することも可能なはずですよ!
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