副業を始めるサラリーマンの中で、イベント運営を考えている方は割と多いかなと思います。
ネット上ではあまり聞かれない意見ですが、リアルビジネスを考えている場合、趣味や人脈を活かしたイベント運営はとっつきやすいビジネスです。
それに趣味の延長上でできるので、ストレスが少ないことも大きなメリットですね!
僕が最初に起業した際も、周りにイベント事業を考えている人は多くいて、僕自身も片手間でイベント運営をやっていました。
(「男子会」という男だけのイベントを運営してました\(^o^)/)
サラリーマン時代にもセミナーイベントの企画・運営をしていましたし、そこそこイベントには触れてきたつもりです。
その時に感じたメリットとしては、そこそこ稼ぐのは思っているよりも簡単で、かつ意外と手間も少なくできるということでした。
しかしその反面、大きく稼ぐのは難しい(実際稼いでいる人も少ない)ということが、大きなデメリットであることにも気づいたんです。
その経験も踏まえて、今回はイベント運営が副業から本業に昇格できない理由というのを解説してみます。
もちろん絶対ではありませんが、イベント運営を考えているのであれば、イベント運営の落とし穴についても知っておいてほしいです。
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イベント運営が副業から本業に昇格できない理由
何故イベント運営を本業にするのが難しいのか…
結論から言えば、イベントでそこそこの人数を集めるのは簡単ですが、大人数を集めるのは難しいことが主な理由です。
難しいというより、面倒くさい&費用対効果が見合わないと言った方が正しいかもしれません。
何せ大人数を集めるとなると、
・会場準備
・買い出し
・運営スタッフの準備
・当日の受付フロー
・イベント中の企画内容
・二次会の企画・準備
・キャンセル防止策
・キャンセル対応
・イベント後フォロー連絡
etc…
これらがどんどん複雑化していきますからね。。。
100人規模のイベントとなると、内容にもよるかもしれませんが、基本死ぬほど忙しいです。
正直よほど好きな人でない限り、これを仕事にするのは厳しいと感じました。
友達をあてにしたビジネスは本業になり得ない
それからぶっちゃけた話をすると、イベントを始める人の多くは友達だったり、それまでの人間関係をあてにしています。
そういう考えで本業化を目指しているのって、正直すごく甘々だと思うんですね(´ ・ω・ `)
副業レベルならそれでいいにしても、本業への移行を考えているのであれば、始めから友達ありきで考えてはいけません。
その理由は3つで、
・友達は想像よりも協力してくれない
・集客に甘えが生じる
からです。
本来は自力で集客スキームを作り、友達の参加はあくまで副次的なものとして考えます。
よほどバイラルマーケティング(紹介を利用した集客)が上手なら別ですが、そういう人はきっと稀でしょう。
少なくとも個人的に見てきた中では、友達をあてにしている人は、遅かれ早かれ必ず失敗しています。
友達をあてにしている人が多いことも、イベント運営が本業化しない理由の一つですね…!
副業としては適している
ここまで悪いことばかり書きましたが、イベント運営は副業にかなり適しているとも考えています。
まずリスクがほとんどありませんし、人脈が多い人であれば、【知り合い&知り合いの知り合い】くらいまでで完結できます。
作業量もそれほど多くないですし、自分の好きなことをやっているだけでも、そこそこな収益を出せます。
簡単な例を挙げれば、ただの飲み会でも1人500円の利益を出せるなら、500円×50人=25,000円といった感じです。
これは参加者からピンハネしなくても、お店側との交渉だけで十分可能なので、かなり再現性の高い副業ですね\(^o^)/
もちろん付加価値を提供することで、より高単価なイベントもできるでしょう。
(簡単にできるのは、やはり恋愛絡みです)
何をやるかは人それぞれですが、月1〜4日くらいの開催でまとまった収益を得られるため、特にイベント好きな人には適した副業だと言えます。
イベント運営を本業にする際の必須スキル
もしイベントを本業化したいなら、最低限必要なのはマーケティングとマネジメントのスキルです。
これについて、以下から順番に解説していきます。
マーケティングスキル
マーケティングスキルというのは、平たくいえば集客力ですね。
ただし、それは「友達を何人呼べるか」という能力ではありません。
「新規を何人呼べるか」そして「どれだけ継続して来てもらえるか」が、イベント集客の鍵になると考えてください。
当たり前ですが、どんなに素敵なイベントも集客ができなければ成り立ちません。
そして一番頭を悩ませるのも、恐らくこの集客の問題になるかと思います。
今はイベント告知ができるサイトも多いので、そこそこ集めることは簡単になりましたが、本業にできるほど集めるのはやはり難しいです。
自ら情報発信する媒体を持つなどして、より多くの人に知ってもらう能力は必要だと考えておいてください。
マネジメントスキル
それからイベントが大きくなると、必然的に一人では回せなくなります。
やるにしてもめちゃくちゃ大変なので、やはり自分の代わりに動いてくれる人は必要です。
そのためには、マネジメント能力も必須になってきます。
イベント運営の際、下から反発されるデメリットは、想像よりも大きいものです。
うまく動いてくれなかったり、言うことを聞いてくれないことは、そのままイベントの満足度に直結します。
みんな楽しく運営することは、小規模なら簡単にできますが、規模が大きくなるに連れ難しくなるものです。
また、利害が絡んでくると人は変わりますし、中には自身のイベントに参加者を連れて行ってしまう人も出てきます。
そういう事態を防ぐためにも、マネジメントについてきちんと勉強しておくことが望ましいです。
イベントは副業に適しているが、本業へのハードルは高い
今回はイベント運営の副業や本業化について、自身の体験から思うことを書いてみました。
一応今回の話は、もちろんイベントをやるなという意味ではないですし、本気で考えているならぜひ挑戦してみてほしいです。
自分で事業を始めることほど、深い学びを得られる機会はありませんからね∩(´∀`∩)
一方で、イベント運営の本業化はそれほど甘くないことも、念のため知っておいてほしいです。
少なくとも友達や知り合いをあてにせず、0からイベントを立ち上げられるスキルは、本業化を目指す上での最低条件かと思います。
イベント運営は副業としては適しているものの、本業化へのハードルはかなり高いので、その落差を見誤らないようにしてくださいね\(^o^)/