表向きはホワイト企業だけど、中身は超絶ブラック企業だった…
最近そんな話を、多く聞くようになった気がします。
誰しもブラック企業に入りたくて入るわけではありませんが、これまでは「普通の企業だと思ってたらブラック企業だった」程度の落差だったように思えます。
しかし今は、「ホワイト企業だと思ったから入社したのに、実はブラック企業だった」というケースも多くなりました。。。
ホワイト企業目当てでブラック企業を摑まされるなんて、悪夢のような出来事ですが、今こうしたホワイト企業に見えるブラック企業が増加しているのも事実なのです(´ ・ω・ `)
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ホワイト企業に見えるブラック企業が増加した理由
この「ブラック企業がホワイト企業を偽装する」という現象が起こるのも、やはり時代の変化なのかもしれません。
今の求職者はブラック企業に対して敏感になっていますから、少しでもブラックな匂いがすれば、応募を避ける傾向にあります。
僕が人材業界にいた時も、少しでもブラック企業の匂いがする求人は、やはり誰も応募しなかったですから。。。
なのでブラック企業側も、綺麗なところだけ見せないと人が集まらないことを理解して、表向きだけでもホワイト企業に見せるんですね(°_°)
それに新卒入社も転職市場も、かなりの売り手市場になってきているので、今までよりもシビアになってきています。
そのため実情はともかくとして、表向きだけでもホワイトにしておかないと、人材が集まらないのです。
普通の企業でも人材に困っている時代なので、ブラック企業がその条件をむき出しのままというわけにはいかないわけですね。。。
ホワイト企業に見せかければ、優秀な人が集まる
そしてホワイト企業に見える求人広告を出せれば、今後は逆に優秀な人材が入りやすくなってきます。
昔はどうか知りませんが、今は優秀な人ほど、プライベートが確保できて副業にも寛容な、ホワイト企業を求める傾向が強いからです。
まあ優秀な人ほど自分で稼ぎ始めていますから、少なくとも残業がないことと副業可は必須でしょう。
なので逆に好条件をチラつかせて、優秀な人の応募を募る企業も、一部ですが存在します。
この辺りは求人票の見せ方一つで、簡単に求職者を騙すこともできます。
「残業10時間未満!」と書かれた会社に入ったら、先輩の残業時間が2日で10時間超えてたという、笑えない笑い話も聞きましたし…w
ホワイト企業に見せかけることで、優秀な人を募るブラック企業があることも、知っておいてください。
ブラック企業の嘘求人に注意
ちなみに上のような嘘求人は、実は結構あったりするものです。
ハローワークの求人票では、4割が嘘の求人であるというデータもあるくらい、世の中には嘘求人が数多く紛れているのです。
これはもちろんハローワークだけではなく、リクナビのような民間の求人媒体でも同じです。
4割もないとは思いますが、ただホワイトに見える求人には、ブラック企業もかなり混じっているのを感じますね…w
ブラック企業が嘘をついて、あたかもホワイトに見えるような求人広告を出す可能性も、応募をする前に考えておくべきことだと思います。
推定年収は嘘が多い
特に気をつけておきたいのは、推定年収の欄です。
推定年収とは、
30歳/年収420万円/営業・マネジメント
みたいに書いてある部分です!
この推定年収って、あくまで「推定」なので、そもそも本当のことを書く必要がありません。
そしてブラック企業側も、
「年間1億円の利益を出せる営業マンが入ったら、これくらいは出せるな!」
という感じで、その企業で前例のないものを持ち出してきます。
中には本当のことを書く企業もありますが、ブラック企業はほぼ間違いなく前例のない推定年収を持ち出してきますね(´ ・ω・ `)
ということで、推定年収を見てあまり期待しすぎると、ブラック企業を摑まされる確率が上がってしまうのです…!
グレーなラインをつくブラック企業
あとは嘘ではないけどグレーなラインをつくブラック企業は、僕の体感ですがかなり多いなぁと感じますね。
例えば、
賞与あり(飲み代程度)
19時までに帰る人が多いです(残る人はもっと多い)
アットホームな環境です(愛のある?拳が飛んでくる)
これらは嘘ではありませんが、しかし求職者が望むものからは、遠くかけ離れていますよね(°_°)
これらも求職者から見たら嘘求人ですが、しかし企業側は別に嘘はついてないという、逃げ道が残された完璧な求人票です。
如何にもブラック企業が考えそうなことですが、こういうグレーな求人票もあることを知っておいてくださいね…!
ホワイトに見えるブラック企業は、口コミサイトで判断できる
ちなみにこういう会社への応募を少しでも防ぐためには、事前の調査が必須になってきます。
今は会社の口コミが書けるサイトがいくつもあり、中規模以上の会社であれば、ほぼ口コミが書かれています。
それらをチェックすることで、ある程度ブラック企業を選別することができるんですね!
ただ、口コミを書くのはほぼ離職した人なので、離職率の低い中小規模のホワイト企業には、そもそも口コミが少なかったりします。
逆に平均3くらいの評価の口コミがたくさんある企業は、個人的にブラック企業が多い印象でした。
口コミサイトも、悪い口コミは削除するところもあるので、投稿者が当たり障りのないことしか書けない場合もあります。
なので投稿者の「この会社ブラック企業だよ!気付いて〜(´;ω;`)」というサインを、見逃さないようにしてくださいね!
ホワイトを装ったブラック企業には注意
インターネットが発達した今、ホワイト企業に見えるブラック企業の求人も、多くの目に触れてしまう状況です。
それらに騙されないためには、求職者側も賢くなる必要がありますね。
一方で、インターネットが発展したことで、昔は分からなかった企業の実態も見えるようになっています。
通信が発達するほど、世の中のものがガラス張りになっていくという表現もあるくらいで、ブラック企業はネット上の情報で見抜ける確率も上がっています。
なので表向きはホワイトであっても、その向こうにあるブラックな要素を見抜ける可能性も、昔よりはずっと高いわけですね…!
こういう厳しい時代だからこそ、その中でもちゃんと社員を大切にしているホワイト企業に入れるよう、それっぽく見えるブラック企業を見抜く力を養っておいてください\(^o^)/