僕はサラリーマン時代、ハードワークでなかなか実家に帰れなかったのですが、、、
意外にも母親より父親の方が寂しがっているという話を、妹経由で度々耳にしていました。
父親は仕事一筋で、あまり家庭にも関わらない人だったため、初め聞いた時はとても意外でしたね(°_°)
一応帰ってあげたいとは思いつつ、やはり自分の人生を優先したいので、最近まであまり帰れなかったのが実際のところです…w
ただ、これは他の友人に聞いても結構「あるある」らしく、表には出さないだけで実は寂しがっているお父さんも、全国的にかなり多いのかなぁと感じました。
なので今回は父親が寂しがる理由や、子供としてどう対応するのがいいかなど、個人的な考えを書いていければと思います。
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父親が寂しがるのは定年間際から
周りの友人やニュースで見聞きした中での話なので、もしかしたら実際とは違うかもしれませんが、、、
父親が寂しがるのは、やはり定年間際からだと考えています。
僕の父親も60歳を超えてから寂しがるようになりましたし、仕事一筋で今まで頑張って働いてきた人ほど、そうなりやすいみたいです。
定年になれば人生の大半を費やしてきた仕事も、そしてそこでの人間関係も、全てなくなってしまいます。
つまり自分の人生の大部分が、ごっそりと抜け落ちてしまうんですね(°_°)
なので仕事がなくなってしまった、もしくは今後なくなってしまう時のことを考えたら、大きな喪失感に見舞われるのは当然だと思います。
更に妻や子供たちは自身のコミュニティを築いて、それぞれ楽しそうに生活しているとあったら、日々寂しさを募らせてしまうのも当然でしょう。。。
仕事に人生を捧げてきた人ほど、仕事がなくなった後の人生は空虚になりやすいのかもしれません(´ ・ω・ `)
寂しがり屋の父親がウザがられる理由
寂しがり屋の父親の話が出てくると、大抵その後に続く言葉は「ウザい」「困っている」などのネガティブワードです。
例えば買い物についてこようとしたり、遠くに住む子供に同居を迫ったりと、基本的にいいエピソードを聞くことはありません。
ウザいと思いつつも、これまで一家を支えてくれた父親を無下にもできないので、結果悩みのタネになるパターンが多そうですね(*_*)
そもそも寂しがり屋というのは、父親に限らず誰でも面倒なものですが、父親という立場だと余計にタチが悪くなってしまいます。
男女平等の時代と言えど、父親が一番の権力者である家庭は多いでしょうし、父親が頑張ってくれたお陰で今の生活もあるわけです。
それに大切な家族ですから、寂しさからワガママを言ってきたとしても、簡単に突っ撥ねることはできませんよね…!
一方、こちらが強気になれない分、父親の方は増長してワガママを言ってきたりするもの。
そのため、父親に対して感謝の気持ちが強い人ほど、余計にイライラしたり悩んでしまう結果になりやすいのでしょうね。。。
寂しがりな父の望みを叶えてあげるべきか
そんな寂しがりな父親の望みを、子供として叶えてあげるべきかどうか…
これが最も頭を悩ませるポイントだと思います。
もちろんできるだけ叶えてあげたいですが、そのために自分の人生を犠牲にしていいかというと、当然そんなことはありません。
まず父親がなんと言ってこようと、自分の人生を第一に考えることは絶対に忘れないでください。
父親が寂しさを感じる状況になっているのは、悪い言い方かもしれませんが自業自得なわけです。
自分の問題は自分で解決すべきですし、その問題に家族を巻き込もうというのは、あまり正常な考えとは思えません。
時々帰ることくらいはしてあげたいですが、こちらが消耗するような要求は叶えなくていいですし、拒否する勇気も持っておきたいところです。
ただ、家族として何もしてあげないのは冷たすぎるので、例えば近くにある趣味の交流会を紹介するなど、何かしら代案は提供してあげてくださいね…!
老後寂しくなることは事前に伝えておこう
父親が仕事以外のコミュニティを持っていなかった場合、「老後寂しくなるよ」と伝えるのも、子供として一つできることかなぁと感じています。
恐らく父親としても、そのことは漠然と頭にあるでしょうし、どうにかしようとも考えているはずです。
ただ、問題に直面してからじゃないと動けないのも人間ですから、きっと寂しい将来を予期しつつも動けない人が大半なのではないでしょうか。
それをあえて子供から言葉にして伝えることで、背中を押してあげることはできるんじゃないかと思うわけです。
それに定年間際は、若い頃のようにバリバリ仕事をしていないはずですから、どの道他に趣味を見つけておいた方が楽しく暮らせると思います。
田舎でも意外とお年寄り同士のコミュニティはありますから、そういうところに顔を出せるようになれば、子供としても安心できますよね。
なので少しでも父親の行動を促せるよう、一緒に老後について考えることも時には必要かもしれません。
寂しがる父親とは適切な距離感を保とう
寂しがる父親が身近にいると大変ですが、やはりつかず離れずの適切な距離を保つのが、一番の対応策だと感じます。
家族としての付き合いは大切にしつつも、こちらが疲れたりストレスになるほどの付き合いは、絶対に避けるべきです。
家族とはお互いの生き方を尊重することが大事ですし、介護の域にまで達しない限りは、心地よい距離感を保っておくのがいいでしょう。
父親の気持ちを無下にするのは違いますが、やはり自分の人生第一に考えることが大切ですね(°_°)