目標を設定しよう!
仕事をしていたり、何かにチャレンジしていると、必ずといっていいほど聞くのがこの目標設定です。
目標を追いかけることで、求める結果や自己実現に近づいていく。
実際にそういった成功体験がある方も、割と多いかもしれません。
確かに目標設定は大事なのですが、一方デメリットも存在することには、意外とスポットが当たらなかったりします。
手放しで「目標設定すべき!」と考えていると、返って効率が下がることもあるんです。
今回は目標設定のデメリットを書いてみますので、目標設定に疑問を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目標設定のデメリット
早速目標設定のデメリットを解説していきます。
大きく分けて、以下の3つです。
・モチベーションの低下に繋がる
・自信を失い幸福度も下がる
・目標以上の結果が出せなくなる
以下からそれぞれ深掘ります。
モチベーションの低下に繋がる
目標値を適切に設定するのって、割と難しいものです。
設定した目標が実力に見合わなかった場合、目標の存在がモチベーションの低下へと繋がってしまいます。
よく「目標は高ければ高いほどいい」なんて言われますが、それは定性目標(数字のない方針的な目標)の場合です。
(「海賊王に俺はなる!」的なやつです\(^o^)/)
具体的に数字を決める定量目標では、あまりに手が届かないものだとやる気は出ません。
むしろモチベーション低下に繋がるので、目標の存在が逆効果となってしまうのです。
自信を失い幸福度も下がる
目標達成できない日々が続くと、徐々に自信を失ってしまいます。
これは他人に決められた、無茶な目標であっても同じです。
そうして自信を失い、加えてストレスを溜め続けることは、幸福度の低下に繋がっていきます。
更に理想の自分と現実の自分に乖離がある人ほど、幸せな気持ちになれないことも研究でわかっています。
「目標に向かって進んでる」という感覚は人を幸せにしますが、進展していないように思える状況で、幸福感を感じることはできないのです。
目標を立てる意味は、究極「幸せな人生を送るため」でもありますから、まさに本末転倒となってしまいますね。。。
目標以上の結果が出せなくなる
あまり言われていませんが、目標を設定してしまうと、逆に目標以上の結果は出せなくなります。
例えば営業の仕事で、「月20件の契約を取る」という目標を立てた(もしくは与えられた)としましょう。
そうなると、その人は《20件取るための行動プラン》を無意識あるいは意識的に立て始め、その通りに行動します。
その結果、仮に30件取れる実力があったとしても、ギリギリ20件前後という結果に落ち着いてしまうのです。
これはつまり、自分の能力に蓋をしてしまっている状態で、周りも自分自身もそのことに気付きません。
目標を上げていくにしても、30件になるのは結構先でしょうし、その間の成長は鈍化してしまいます。
目標設定=効率が上がるわけではないことは、ぜひ知っておいてほしいです。
目標設定に縛られる必要はない
個人的な話になりますが、僕自身もベンチャー企業で営業をしていた頃、まさに目標を追いかける日々を過ごしていました。
上から与えられる目標を追いかけ、達成できるようになってからは、自らより高い目標も掲げ始めました。
ただ、それにより充実感は得られましたが、なんとなく目標に縛られた生活に疑問も感じていたんです。
その疑問が氷解したきっかけは、大きな結果を出している人の中に、「夢も目標もない」人が多いのを知った時でした。
目標はなくとも、純粋にやりたいことを追っていれば、目標を持つ人以上に行動できるのだと気づきました。
以前の自分では信じられませんでしたが、目標設定は必ずしも必要なことではなかったんです。
やりたいことを見つける方がずっと大事
逆に目標がないと行動できないというのは、「やりたくないことをしているだけなんじゃないか」とも思うようになりました。
もちろんやりたいことをやりつつ、行動目標をきちんと立てる人もいます。
しかし、当時の僕にとっての目標とは、やりたくないことを無理やり頑張るためのものに過ぎなかったのです。
そして今はやりたい仕事をしているのですが、やはり目標の必要性は感じなくなりました。
一応アバウトな目標は立てていますが、「月◯件必達!」みたいなものは掲げません。
昔だったら足が止まっていたでしょうが、それでも行動を続けられるのは、自分の好きなことをしているからです。
やりたいこと、情熱を傾けられることを見つける方が、目標設定の方法を学ぶよりずっと大事かもしれません。
目標設定にもデメリットはある
ということで、今回は目標設定のデメリットという記事を書いてみました。
「目標はあった方がいい」というのが通説ですが、そうじゃない人が多いことも知っておいた方がいいでしょう。
変な目標を立てたり、無理やり与えられたりするくらいなら、むしろない方がいいわけです。
そして「人生に目標がない」と悩む人もいますが、人生の目標を考えるより、やりたいことを見つける方がずっと大事です。
やりたいことを見つけるのは難しいですが、自分で色々な体験をしていけば、自然と見つけられるものでもあります。
目標ばかりに捉われると視野も狭くなるので、たまには見えてない世界に目を向けることも大切ですよ!