最近いろいろな記事を見ている中で、「グレー企業」という言葉を時より聞くようになりました。
グレー企業とは名前から想像できる通り、ブラック企業ではないけどグレーゾーンまで来ている企業のこと…!
グレー企業の具体的な定義はまだ曖昧ですが、個人的には「気持ちはブラックの、ギリ法令遵守企業」か「経営難でグレーにならざるを得ない企業」という意味で捉えていますね(°_°)
まあブラック企業がこれだけ叩かれれば、グレーゾーンを行く企業が増えるのもわかるんですが。。。
しかし個人的には、これらグレー企業に入社しないで欲しいですし、グレー企業ができないような社会にもなってほしいですね(´ ・ω・ `)
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グレー企業が誕生した理由
ブラック企業の労働環境が時々話題になるように、劣悪な労働環境に関して、世間の関心度は高くなっています。
それだけにブラック企業への風当たりも、少しずつ悪くなってきていますね…!
改善の兆しこそ見えないものの、ブラック企業を作りたい経営者に対して、若干の抑止力にはなっているのかもしれません\(^o^)/
特に労働基準法に関しては、訴えられたらほぼ100%負ける状況になってきています。
実際に訴える例は少ないものの、この状況はリスク管理を徹底する経営者にとって、なかなか怖い状況なんじゃないかと思っています。
そのために、法律ギリギリの労働環境を整えるグレー企業が誕生したのは、ポジティブに捉えればブラック企業化を防げた結果とでもあるかなぁと。
(だったら嬉しいという願望も入っていますが…w)
その流れがなかったら、もしかしたら今あるグレー企業の何割かは、ブラック企業と化していたかもしれないと考えると、何だか恐ろしい時代ですね(°_°)
グレー企業は生き残る?
そんなブラック企業予備軍のグレー企業ですが、そういったグレー企業は果たして生き残ることはできるのでしょうか…?
もちろん企業努力にもよると思いますが、今後生き残っていく企業は、ホワイト企業かブラック企業かのどちらかに偏りやすくなると考えています。
ちなみに今上場する勢いの急成長企業は、当然ですがホワイト企業がほとんどです。
今月上場のメルカリなんかは、超がつくほどのホワイト企業ですよね(`・ω・´)
なので成長企業の多くはホワイト企業なのですが、経営者にとって堅実な経営を考えると、膨大な人件費を削るブラック企業の形態の方が、ある意味理にかなってきます。
その結果会社が存続していくことにも繋がりますし、ブラック企業に勤める人がいる限り、ブラック企業はこの先も生き残っていくでしょうね。
そうなると、優秀な人が集まらず社員の酷使もできないグレー企業は、競争の中で生き残っていくことは難しくなってきます。
何事も中途半端が一番よくないですが、グレー企業にするくらいなら、ブラックに振り切った方が生き残る可能性が高そうです\(^o^)/
グレー企業がホワイト企業を作らない理由
ちなみにここ最近は、
「社員をすごい大切にしたら、会社の業績が伸びた」
「社員を定時で帰した方が、生産性が上がった」
という話をよく耳にするようになりました。
こういうことを実行できる企業が増えれば嬉しいのですが、当然全ての会社がそういう判断をできるわけではありません。
グレー企業がホワイト企業を作ろうとしない理由として、やはりホワイト企業を作るのは、先ほども触れましたが会社にとってリスクだと考えるからでしょう。
給料や福利厚生を充実させるのは、会社にとって支出を増やす行為ですし、そこだけで考えれば、グレーに寄せた方が安全な経営ができるわけですから。
結果的には社員を大切にするホワイト企業が伸びるとしても、逆に潰れるリスクを考えれば、無闇にホワイト企業にするより、ブラック企業を作った方がいいと考えるのかもしれません。
そしてブラック企業を作るのもリスクなので、結果的にグレー企業に落ち着くのだと思います。。。
まぁ社員を大切にできない人はそれなりの器ですし、こういう人はグレー企業を作るのが関の山でしょうね(´ ・ω・ `)
中小企業にはグレー企業が多い
ちなみにグレー企業と呼ばれる企業は、特に中小企業に多い気がします。
人材会社にいた時に中小企業とのやり取りが多かったので、当時グレー企業という単語はなかったですが、そういう会社の多さを肌で感じました。
法的リスクを考えてグレーにしている会社もありますが、経営的にグレーにならざるを得ない企業も、とても多い気がしますね。。。
まあいずれにしても、中小企業にはグレー企業も多く混じっているので、就職活動や転職活動の際には注意が必要です。
特に求人広告に載っているベンチャーっぽい企業や、ハローワークの求人などには、グレー企業が多めな印象です\(^o^)/
もちろん中小企業にもホワイト企業は存在していますが、今はそれ以上にグレー企業が多いのも実情だと思うので、仕事を探す際には気をつけていただきたいです。
グレー企業へは入らないように
今回ご紹介したグレー企業ですが、叩いても埃が出ない分、ブラック企業よりタチが悪いかもしれません(´ ・ω・ `)
ブラック企業なら、訴えれば雇用者が勝って金銭的に得をする可能性もありますが、グレー企業はその辺慎重になっていますからね。
法的リスクへの警戒心も高いので、社員は生かさず殺さず中途半端に食いつぶされてしまう可能性があるのです。。。
まあグレー企業は会社としても未来はなさそうですし、グレー企業に勤め続ける必要もどの道なさそうです…!
なので仕事を決める際は、グレー企業かどうか慎重になると共に、グレー企業に勤めている方には、早めに転職することをおすすめしたいですね(´,,•ω•,,`)