これから仕事を探す人の中には、派遣会社で働くことを考えている方もいらっしゃることでしょう。
派遣社員として働くとなると、一般的にはデメリットの方が多いと言われ、実際その通りでもあると感じています。
可能なら最初からやりたい仕事に、正社員として就職した方がいいですからね…!
しかし、派遣社員として働いた方がいいというパターンも、やはり存在するものです。
僕は人材会社(派遣と正社員双方あり)で働いていたので、その時の経験から派遣社員として働くメリットを、今回はご紹介していきます!
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派遣で働くメリットはある?
そもそも「派遣で働くメリットなんてあるの?」という疑問を抱く方も、少なくないと思います。
普通に考えたら、派遣会社を経由して企業に勤めるよりも、直接雇用された方がいいに決まってますからね(°_°)
派遣という立場で不愉快な思いをしたという話を聞けば、より一層そのように考えるのは自然なことでしょう。
個人的にも、まずは派遣より正社員の求人を探した方がいいと思っていますし、デメリットの方が多いのも間違いないことです。
しかし、全くメリットがないかといえば、答えは「ノー」。
派遣社員で働くメリットも確かにありますし、派遣社員からステップアップしていった人も決して少なくないんです。
派遣社員として働くメリット
では実際にどのようなメリットがあるのかを、ここからは書いていきます。
派遣社員として働くことを考えている方は、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです!
メリット1:希望条件を通しやすい
正社員として働くと、休みや就業時間帯の希望が通しにくく、会社の意向に合わせざるを得ないことも多いです。
「週4日勤務がいい」「土日は必ず休みたい」なんて思っても、直接言うのは結構勇気がいりますし、言っても通らないことがほとんどですからね(°_°)
しかし、派遣社員として働く場合は、派遣会社の担当に希望を伝えることで、担当から企業に直接交渉してくれます。
そして担当者のスキルや企業との関係値にもよりますが、正社員ではあり得ないような条件も、派遣なら案外通ったりするんです。
プライベートを優先したい、他にやりたいことがあるような人は、派遣で働くことで融通は効きやすくなりますね。
メリット2:色々な仕事が体験できる
派遣のメリットとして一番言われていることは、この色々な仕事が体験できること。
専属のキャリアコンサルタントがいれば、まずどんな仕事が合っているかの話もしてくれますし、適性テストのようなものを行うこともあります。
更に万が一就いた仕事が合わなくても、他の仕事に鞍替えがしやすいのが派遣会社の大きな特徴です。
(日雇いで色々な現場に行くタイプの派遣なら、自然と多くの仕事に触れられます)
そして今の仕事が辞めたくなった際は、担当者と相談しながら次の仕事を探すこともでき、働きながら次の面接をセッティングしてくれます。
なので改めて就活をする必要もなく、無職の期間がないまま次の仕事先が決まるというわけです。
それにほとんどの仕事が未経験前提なので、全く違った業界へのチャレンジがしやすいのもメリットですね。
メリット3:仕事を変えても、職歴に傷がつかない
意外と言われていないことなんですが、実は仕事を変えても職歴に傷がつかないことも、派遣で働く大きなメリットなんです。
例えばA社からB社に転職したら、通常履歴書に書く職歴は2社になります。
そしてA社を1ヶ月で退職していた場合、この先転職のたびに「なぜA社を1ヶ月で退職したのですか?」と言われ続けることになるんです(´ ・ω・ `)
ただ、派遣社員であれば就業先を何回変えようと、職歴は派遣会社1社のみになります。
理由は雇用主が派遣元企業になるので、派遣先が何回変わろうが、1社で働いていた扱いになるからです。
当然履歴書にも派遣会社1社のみ書けばいいので、職歴を気にせず仕事を変えることができます。
メリット4:意外と安定してる
派遣社員は安定していないと言われがちですが、実は意外と安定していたりもします。
給料も直雇用と変わらないか、むしろ高くなることすらありますし、残業代もきちんと出やすいです。
ちなみに派遣会社はピンハネと言われていますが、実は派遣会社が企業からもらうお金は、直雇用での時給よりずっと高いものです。
例えば直雇用(契約社員など)で時給1,500円の仕事であれば、派遣の場合は1時間あたり1,800円以上もらっています。
どれだけ還元するかは派遣会社次第ですが、優良企業であれば直雇用と同じか近い還元を心がけています。
(社保を派遣会社が負担する関係で、大体時給300円〜500円の差額が相場です)
なので派遣会社だからと言って、必ずしも給料が低くなる訳ではないんですね。
もちろん長期的なキャリア形成の面から考えれば、ずっと派遣で働くことは避けるべきです。
ただ、一時的な労働や正社員へのステップとして考えるなら、十分満足できる待遇は受けられることは伝えておきます。
メリット5:すぐに働ける
派遣は就業開始日を相談しやすく、すぐに働くことができるのもメリットです。
極端な例では相談に来た日に急遽面接を組み、翌日から就業開始となったこともあります。
これはさすがに珍しい例ですが、担当者の交渉次第で早めの就業もしやすく、すぐ働きたい人のニーズに答えることが可能です。
派遣会社も派遣で働いてくれる人が増えてほしい訳ですから、相談時に「即就業したい」と伝えれば、各方面に頑張って交渉してくれるはずですよ\(^o^)/
メリット6:求める人材のハードルが低い
派遣会社を利用する企業も、決してレベルの高い人材を求めている訳ではありません。
実際スキルや経験よりも、真面目に働いてくれる人材を求めている企業がほとんどです。
なのでこれまで働いた経験がなかったり、就活で全然上手くいかなかった方であっても、派遣としてなら働ける可能性が高くなります。
更に正社員となれる案件(紹介予定派遣)を選べば、派遣から正社員になることもできますし、派遣の経験を元に改めて就活をすることもできます。
実際派遣で働いてよかったと思う人のパターンは、ここに当てはまることがほとんどでしょうね( ^ω^ )
派遣は良くも悪くも踏み台と考えて、自分のステップアップを考えておくことが、正直言って最もいい派遣会社の利用方法ですよ!
メリット7:精神病にも寛容である
僕が勤めていた人材会社では、精神病が理由で仕事に悩んでいる方も多かったです。
他の会社ではどうかわかりませんが、恐らく大体似たような状況だと思います。
なので派遣会社側も、精神的な病気で悩んでいる方に対し、寛容に対応してくれる可能性が高いと感じています。
実際の現場でも、担当者が「この方はうつ病と診断されていますが、こういう素晴らしい面があります」と企業にプレゼンし、企業側も精神病を受け入れた上で面接が組まれます。
そのため、精神病によって本人が傷ついてしまう可能性も低いですし、精神病を考慮した労働条件を考えてくれる企業も少なくないです。
精神病は一つの社会問題となっていますから、優しい企業ほど受け入れる体制を整えていますし、派遣を通せばそういう会社にも会いやすくなります。
派遣にもメリットはある
ということで、今回は派遣会社で働くメリットについて解説していました!
派遣社員として働くことにも、実はかなりのメリットがあることを知っていただければ幸いです。
もちろんメリットと感じるかどうかは人にもよりますし、メリットに感じなければ派遣は利用しない方がいいと思います。
ただ、上記のことをメリットだと感じるのであれば、派遣社員からのスタートを考えてみるのもいいでしょうね( ^ω^ )
一部悪質な派遣会社もあるので注意は必要ですが、人材大手や地域である程度の規模を誇る派遣会社であれば、不遇な条件で働かされることは少ないです。
迷ったらリクルートやマイナビ、それから満足度の高いテンプスタッフなど、人材大手の派遣社員として働くことをおすすめしますよ(`・ω・´)
(担当者も優秀ですし、何よりいい方が多いので!)