時代はコンプライアンス重視に向かっているものの、未だに威圧的な言葉を使う上司は多いと聞きます。
さすがに大企業では減りつつありますが、中小企業ではまだまだ多い様子(°_°)
ブラック企業が減っていかない限り、威圧的な上司も減らないかもしれませんね。。。
ちなみに僕は上司の立場に立ったとき、威圧的な言葉を使うことが如何にマイナスであるかを知りました。
正直部下でいた時からも、こういう上司はダメ上司だとは思っていましたが、上司の立場を経験してからは核心に変わったんです。
この記事を読んでいる方の中には、上司に「お前は無能だ」みたいなことを言われている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、無能なのはそういう言葉を使う上司の方ですから、気にしなくていいですよ\(^o^)/
(後述しますが、気にすると本当に無能になりますからね…)
ということで、今回は威圧的な言葉を使う上司が無能である理由を、この記事でまとめていきたいと思います。
会社にいると上司は選べませんので、こういう上司に当たってしまったら、最悪環境を変えた方がいいかもしれません…!
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威圧的な言葉を使う上司が無能である5つの理由
早速ですが、威圧的な言葉を使う上司が無能な理由を、5つ挙げていきます。
無能というのは言い過ぎかもしれませんが、上司というのは部下の人生を左右する立場なわけです。
その上司が、部下に対して威圧的に接するというのは、個人的にはあり得ないと思ってしまうんですね。。。
その理由に関しては、以下から解説していきます。
1.部下の能力(IQ)が下がる
まず一番大きいのは、部下の能力自体が下がってしまうことです。
人間というのは、リラックスしている状態のときに最もIQが高くなり、持っている能力を発揮しやすくなります。
なので家ほどはリラックスできないにしても、ある程度リラックスしながら働けることが大切なんです。
それなのに、上司が威圧的に接してしまえば、部下は常に緊張状態へと陥ってしまいます。
普段はしないようなところでミスをし、クリエイティブな思考もなかなか発揮できなくなってしまうのです。
そこで更に罵倒する上司もいますが、完全に逆効果であることは早々に気づいた方がいいですね。
2.部下のセルフイメージが下がる
毎日萎縮しながら働いていれば、当然部下のセルフイメージも下がっていきます。
セルフイメージの高さは、人生や仕事の成功と密接に関係するものです。
当然セルフイメージが下がれば、仕事への意欲・成果にも影響してきますので、部下のセルフイメージを上げるのも上司の仕事だと僕は思います。
特に日本人は、世界的に見てセルフイメージが低い人種ですし、そうでなくても叩かれると凹んでしまう人は多いでしょう。
上司がいつも威圧的な言葉を使い、そういう態度で接している限り、部下のセルフイメージは下がり続けていくと考えた方がいいですね。
3.下から意見が上がってこなくなる
会社として大きな問題になり得るのは、下から意見が上がってこなくなることです。
立場関係なくフラットに意見を言い合える環境は、部署や会社の活性化に繋がってきます。
案外部下の方がいい意見を持っていたりしますし、自分よりも現場に近い人間の意見は、決して軽視していいものではないです。
それに部下の方が優れている要素もたくさんあるわけで、下からの声が上がらなくなるのは、会社にとっても上司にとっても損失でしかありません。
ボトムアップ型の組織とはいかなくても、最低限部下から意見が上がってくる環境にはしたいところです。
4.部下が精神病に陥る可能性がある
労働者が陥る精神病は、一つの社会問題になってきています。
突然働けなくなってしまうこともありますし、そのまま社会復帰できなくなる人だって少なくありません。
威圧的な言葉を使い続けることで、部下がそういう状況になってしまう可能性も、決して低くはないんです。
上司一人の反省で済む問題ではないですし、場合によっては損害賠償を求められたり、会社の評判が大きく下がる恐れだってあります。
今は会社の口コミサイトもありますし、ブラック企業の話題に関しては、ネットニュースでも結構取り上げられやすいです。
人の人生を台無しにした挙句、会社の評判を下げる可能性があるので、コンプライアンスは会社に言われなくても自ら徹底した方がいいでしょう。
5.部下も威圧的な上司になる
人は知らず知らずのうちに、環境に左右されているもの。
威圧的な言葉を使う上司の元にいれば、自分もそうなってしまう人は多いと思います。
よく「年収は周りの人間で決まる」と言われていますが、それくらい周りから受ける影響は強いのです。
反面教師として「自分はそうならない」と思い、それを実行できる人はやはり少ないでしょうね(°_°)
僕は人材会社出身なので、色々な企業に関わる機会も多かったですが、やはり上司と部下の考え方は似通っています。
会社の意向もあるので、当たり前といえば当たり前な面もありますが、業務を超えた人間性にも大きく影響していると個人的には感じました。
それを抜きにしても、上司から受けた影響というのは、いい話も悪い話もよく聞かれるものです。
いい上司に出会えれば、自分の人間性にも大きく磨きがかかりますし、逆もまた然りでしょう。
威圧的な言葉を使うのは、自信のなさの表れ
ちなみに、なぜ威圧的な言葉を使うのかという部分に関しても、気になる方は多いと思います。
これに関して、人によって理由は様々あるでしょうが、根本的な原因はやはり自信のなさです。
他人を攻撃したり威圧的に接することで、自分のアイデンティティを保とうとする人は、世の中に結構いるわけで…
自分の上司がそういう人だという可能性は、悲しいことに決して低くはないんです。
(もしかしたらその上司も、会社に自信を奪われたのかもしれません…)
なので威圧的な言葉を使う上司に当たったら、「あぁ、この人は自信がないんだな」くらいに思っておきましょう。
こういう人の言葉を真に受けると、上の5項目でも述べた通り、能力が下がったり精神的に病んでしまう可能性もありますからね。
運がなかったと思って我慢するか、反面教師にして学びを得るくらいの意識で接するのが望ましいです。
愛情で怒っている場合は、きちんと部下に伝わる
最後にこういう話題でありがちな、「愛情で叱っている」パターンについても解説していきます。
結論として愛情で怒るというのは、時代錯誤ではあるかもしれませんが、個人的には肯定派なんです。
僕も過去に一人だけそういう上司がいて、後になって一番感謝するのは、こういうタイプの上司だとも感じています。
部下を叱る場面がきたら、絶対に負の感情では叱らないと決めたのも、その上司がいたからに他なりません。
一方で、この愛情で叱るというのは、境界線がすごく曖昧なものです。
部下がパワハラだと会社に訴えても、上司が「愛情でやった」と言えば、真実はどうであれそれ以上は何も言えなくなります。
意外と自己陶酔に陥り、愛情とヒステリーを履き違えているような人もいたりしますよね(*_*)
ただ、愛情で怒っているのか負の感情で怒っているのかは、部下からしたら普通にわかるものです。
少なくとも愛情で叱られて、威圧されたと感じることはありませんし、その後上司に対する印象が悪くなることもありません。
一時的に反発することはあるにしても、愛情で怒ってくれた時は、最後には必ず伝わるんです。
もしかしたら、愛情で叱るのもよくないのかもしれませんが、個人的には決してダメ上司の部類には入らないと考えています。
威圧的な言葉を使う上司からは、距離を置くのが正解
ということで、今回は威圧的な言葉を使う上司について書いてみました。
もし威圧的な上司に出会ってしまったら、近くにいてもいいことはないので、なるべく距離を置くのが正解ですね(´ ・ω・ `)
社内で環境を変えられないのなら、転職なども視野に入れていいレベルでしょう。
いずれにしても、今後自分の部下に同じ思いはさせないよう、反面教師として捉えておくことが大切かなと思います。