僕は学生時代からサラリーマン時代、そしてフリーランスの現在に至るまで、よくカフェで勉強や仕事に勤しんでいるのですが、、、
持ち帰り仕事をしているサラリーマン、最近めっちゃ増えましたよね(°_°)
形だけの働き方改革により、仕事量はそのままに残業のみ規制され、持ち帰りを余儀なくされた人が増えてきたのでしょう。
ため息をつきながらパソコンや会社の資料と向き合う姿は、かつての自分もそうだったからか、見ていて悲しくなってきます(´ ・ω・ `)
もちろん好きで仕事をしているならいいのですが、半ば強制的に持ち帰り仕事をさせられている人も多いようです。
今までもらえていた残業代がなくなり、その上仕事は持ち帰ってでもこなさなければならないなんて、働く側にとっては辛すぎますよね。。。
ちなみに持ち帰り仕事の強制は、ネット上で問題視されることはあっても、実際に訴えられたという企業の話は聞きません。
相当なブラック企業が、副次的に訴えられることはありますが、持ち帰り残業だけで訴えられたケースは僕が知る中ではないです。
こういう持ち帰り仕事の強制は、何故違法とならないのか。。。
個人的に気になって調べたことを、少しまとめてみようと思います!
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持ち帰り仕事の強制は、どう考えても違法
まず調べるまでもなく、持ち帰り仕事の強制=違法であることは、誰でもわかりますよね\(^o^)/
社外での労働であっても、監督者の指示によって業務をこなす場合は、賃金を払わなければなりません。
また、指示がなくても業務量過多になっている(明らかに残業しなければ終わらない)場合は、「黙示の命令」と見做され同様に賃金の支払い義務が発生します。
なので持ち帰り仕事を強要され、尚且つ残業代が発生しないのであれば、それは違法行為である可能性が非常に高いのです。
しかし、これには例外もありまして、それは「自主的に持ち帰り仕事をしている」と判断される場合です。
例え会社の業務だったとしても、従業員が自主的に業務時間外に働いたのであれば、賃金の支払い義務は発生しません。
それがまかり通ったら、勝手な残業や不当請求が増えてしまいますからね(*_*)
なので従業員が自分の意思で持ち帰り仕事をしているなら、会社側が訴えられることはないわけです。
会社側は「自主的な持ち帰り仕事」にしたい
ここまで読んで、わかった方も多いと思いますが…
会社側は当然、持ち帰り仕事を「自主的に行った」ことにしたいと考えています。
なので余程のブラック企業でない限り、言葉や書面で持ち帰り仕事の強制を明言されることはないはずです。
はっきりとは言葉にしないけど、持ち帰りをしなければならない雰囲気を作る。。。
あくまで想像の範囲内ですが、こういう感じの企業が多いんじゃないかと予想しています\(^o^)/
少なくとも僕が以前勤めていた会社は、まさにこんな感じでしたね…w
同調圧力による合法的な強制
島国で育った日本人は、良くも悪くも「みんなと同じなのが当たり前」という文化が根付いています。
それによる美しさもある反面、周りから逸脱することを恐れたり、逆に逸脱している人に対し否定的な感情を抱きやすいです。
外国人というだけで受け入れられない程に、日本でのコミュニティは閉鎖的でもあるんですね(°_°)
これは会社の中でも当然同じで、わかりやすく言うと「同調圧力」が働きます。
みんな残業してたら、自分一人ではなかなか帰りづらいですし、それは持ち帰り仕事も全く同じです。
そこから逸脱するというのは、そのコミュニティから嫌われる可能性があるわけですから、社内政治が上手いか将来的に辞めようと決めている人以外は難しいでしょう。
本来はその文化が根付かなければいいのですが、上の人間が残業規制を指示し、それに逆らえない管理職が実行してしまえば後は時間の問題です。
上司が持ち帰り仕事をし始めれば、心情的に部下もしないわけにはいかなくなりますし、やがて企業文化として根付いてしまうのは目に見えています。
そして同調圧力が生まれ、新しく入ってきた人もそうせざるを得なくなっていくのが、合法的な強制が生まれるまでの流れですね(*_*)
(これだけじゃなく、他にも色々なパターンがあると思います)
持ち帰り仕事をしないための工夫は?
こういう文化が根付いてしまったら、持ち帰り仕事は不可避なのでしょうか…?
会社にもよるかもしれませんが、個人的にはそんなことはないと考えています。
ちなみに僕は持ち帰り仕事が嫌だったので、
持ち帰り仕事をしたフリ
という方法で対策をしていました\(^o^)/
これは「仕事の効率化」がセットになってしまいますが、今まで8時間でこなしていた仕事を、5〜6時間程度で行えるようにするのです。
そして残りの2〜3時間で、持ち帰りとする仕事をこなします。
もちろんそのことは誰にも言わず、次の日に「持ち帰ってやった」と公表する感じですw
なんだか言葉にすると難しそうですが、1日の仕事を紙やスケジュール帳に落とし込むと、意外と無駄が多いことに気づきます。
それに資料作りなど、際限なく時間をかけられる仕事もあるので、「◯時までに終わらせる」と決めて行うことで時間が一気に空いたりするものです。
そうやって少しずつ無駄を削ぎ落としていけば、やがて1日かかっていた仕事も2時間程度バッファを持たせることができます。
これで持ち帰り仕事をしないことに繋がりますし、更に仕事力の底上げにも繋がり、転職・独立後でも活かせるスキルにもなるんです。
もちろん出世にも活かせますから、持ち帰り仕事が嫌でもそうでなくても、身につけておいて損はありませんよ!
持ち帰り仕事はやめよう
今回は持ち帰り仕事について書いてみましたが、個人の心情としてはよほど好きな仕事じゃない限り、絶対にしない心構えでいてほしいです。
新人の頃などは仕事のスキルも、社内政治力もまだないでしょうから、そうせざるを得ない場面はあるかもしれません。
しかし、その状況は明らかにおかしいですし、そのような働き方をしないのがあるべき働き方です。
場合によっては転職も検討しつつ、持ち帰り仕事をしないよう対策を考えてみてくださいね!