4月になると新入社員の話題をよく聞くようになりますが、その中で
新入社員が電話を取らない!
という怒りの声も、もはや定番ですよね(°_°)w
実際話題になるのはほんの一部の人たちであって、電話に出ない新人がそれほど多いわけではないと思うのですが…
ただ、固定電話が家にない世代も社会人になってきているので、電話を取らない人たちも以前より多いかもしれませんね。
ちなみに僕も、電話になかなか出ない新人が部下になり、困った経験が一度だけありました。
その体験から考える電話を取らない新入社員の対策を、今回は書いていければと思います!
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何故電話に出ない新入社員がいるのか
電話に出てくれない新入社員は、何故電話を頑なに取ろうとしないのでしょうか。
その理由は至極明確で、端的に言えば「怖い」だけなんです。
第一声何て言えばいいのかわからない
ちゃんと応対できるかわからない
誰かわからない人と話すのが怖い
固定電話の操作(保留の仕方など)がわからない
こういった様々な恐怖があって、電話を取ることができないわけです。
「社会人になって電話が怖いだなんて…」みたいに思う人も多いでしょうが、わからないことに恐怖を覚えるのは、人間として当たり前の感情でもあります。
その上で乗り越えてほしい、失敗から学ぶ姿勢を持ってほしい気持ちもわかりますが、同時に不安だらけな新入社員の気持ちも考えてみてほしいです。
どうすれば電話に出るようになる?
どうすれば電話に出るようになるかも簡単で、不安を払拭してあげればいいのです。
初めて会社の電話に出たときって、誰しも不安でいっぱいだったと思います。
その時の気持ちを思い出しながら、電話の取り方を教えてあげたり、研修をしてあげるのが理想的です。
それから側にいて、随時フォローしてあげることも大切ですね!
ちなみに僕が問題の部下を抱えてからは、研修内容に電話の取り方も含めることにしました。
今までは体当たりで覚えてもらっていましたし、研修するようなことでもないと考えていましたが、よく考えたら僕だって最初は不安でした。
その不安を始めに払拭できれば、部下も電話に対して余計なストレスを抱えにくくなりますし、電話に出ない(出られない)人もいなくなります。
更に対応の質も上がれば、対外的な評価の向上にも繋がりますし、いずれにしてもきちんとした研修はすべきですね。
電話に出る経験を積ませてあげよう
もう一つ大切なのは、心理的に安全だと思える環境の中で、電話に出る経験を積ませてあげることです。
要は上司や先輩が側にいて、「すぐ代わってあげるから、とりあえず出てみよう!」と言ってくれれば、初めて電話を取る際もかなり不安が軽減されます。
そして2〜3回も応対を経験すれば、少なくとも電話が取れないなんてことにはならないはずです。
更に上司や先輩がそういう姿勢を見せれば、その後新入社員も安心して着いてきてくれるようになりますので、忙しい中でもフォローを忘れないようにしてくださいね。
勤務時間外に教えるのはNG
たまにこういう研修を勤務時間外にやる人もいますが、それは完全にNGです。
仕事に必要なことですから、やはり仕事中にきちんと教えてあげましょう。
特に無能扱いして一人だけ居残りをさせるようなら、その部下は今後能力を発揮できなくなりますし、ほとんどの場合退職に繋がるでしょうからね。
それに今は会社の口コミサイトもありますから、一人の部下にブラック企業認定されただけで、その評判が会社の評判に直結しやすいです。
会社に悪評がつけば、その原因を作った人にも間違いなく矛先が向かいますので、そういう意味でもブラックな行動は控えた方がいいと思います。
更に言うと勤務時間内で部下が成長できないのは、普通に上司の能力が低い証拠でもありますので、部下への対策以上に自身の反省が必要ですね。
失敗を恐れる人材をどう扱うか
電話を取りたくない気持ちはわかっても、電話を頑なに取らないというのは、さすがに失敗を恐れすぎな気もします。
ただ、失敗を恐れる新入社員であっても能力を発揮できる分野は必ずあって、そもそも能力を発揮するには心理的安全性が不可欠です。
例えば1つのことに特化した専門職や対人関係が少ない仕事など、活躍の場を与えてあげるのも上司の仕事だと思います。
一方で、チームを引っ張ったり上に立つようなポジションには、正直抜擢しにくい人材であることも間違いありません。
事務など守りの仕事ならともかく、大きなプロジェクトの進行を任せることは、ほぼ不可能と言っても過言ではないです。
そういう意味でも電話が取れないタイプの新入社員は、マネジメント職より専門職へのキャリアプランを、上司としては考えてみてもいいでしょうね。
もちろん本人の成長や気づきによって、チャレンジ精神が芽生えて結果も出せるようなら、重要なポジションを任せてもいいと思います。
電話をいらないと感じている人も多い
少し余談にはなりますが、会社の固定電話は必要ないと考える人も増えています。
実は僕もその一人で、営業職を主に経験してきた人間であっても、メールやチャットだけの方が効率化すると考えているくらいです。
今は同様の意見を述べる人もかなり多く、また実際に電話をなくした企業の体験談もあります。
なので新入社員の中にも、電話が不要だと考えているがために、反抗心から電話に出ない人もいるかもしれませんね(*_*)
もし上司のあなたも同じ意見であれば、会社から電話をなくせるかどうか打診するのもいいと思います。
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電話を取らない新人は今後も現れる
電話を取らない新人の話は毎年のように耳にしますし、今後も同様に現れ続けることでしょう。
特に固定電話が家になかった人も多い世代ですので、会社としてきちんと電話の取り方を教えることも大切になってきます。
恐らく体当たりで学んできた人が大半でしょうが、自分も最初は不安だったと思いますので、その不安を部下には感じさせないことも大切です。
対外的にもきちんと応対できるよう、最低限の研修やフォローはしてあげてくださいね!