転職活動を経験した方の多くは、きっと「リクナビネクスト」を一度は使ったことがあるかと思います!
ちなみにそのリクナビネスクト…実は検索ワードのランキングを公開しているのはご存じでしょうか?
→https://next.rikunabi.com/rk02/
こちらを見ると、ここ一週間のリアルな転職ニーズがわかって、非常に面白いです\(^o^)/
ただし面白いと同時に、悲しい転職事情も見えてきて、転職市場というかこの国の先行きすら不安になってきます。。。
今回は、そんなリクナビネスクトの検索ランキングから見える、現在の転職事情について考えてみたいと思います…!
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40代・50代の転職者がとても多い
このランキングを初めて見た時、真っ先に思ったのは「40代以上の転職希望者多過ぎない!?」ということ(°_°)
今でも「40代」「50代」は上位を占めていますが、今年の冬あたりは1位と2位をしばらく独占しておりました。。。
実際僕が人材会社にいた頃も、この年代からのご相談もかなり多かったですね(´ ・ω・ `)
よく「40代以上が窮地に立たされている」という話は聞きますが、リクナビネクストのランキングでも、その現状は浮き彫りになっています。
これでもまだ「会社にいれば安泰」と思う層がいるのですから、なかなか不思議なものです。。。
40代以上の転職が多い理由は?
ちなみに40代以上の転職が多い理由を、もう少し詳しく書いてみましょう。
もちろん不況だからというのはありますが、実は若い層の賃金は大手・ベンチャーでは上昇傾向にあります。
若い人材は、人口減の中では特に貴重ですから、多少良い条件を出してでも自社で抱えたいと思うんですね。
しかし、ただ若い人の給料が上がるならいいですが、実際はそうではありません。
若い人の賃金を捻出するために、40代以上の賃金を削っているのが、今の企業の実態だそうです。
実際にここ数年で、40代以上の月収が4万円ほど下がったというデータもあり、「そりゃ転職を考えるよなぁ」と思いますね(°_°)
これから40代は更なる苦境に立たされることも予想されますし、それはこれから40代になっていく人も同じでしょう。
転職を希望するシニア層の数も、どんどん増えていきそうですね。。。
リクナビネクストを企業側として使った感想
ちなみに僕は採用業務で、リクナビネクストを企業側としても3回ほど使ったことがあります。
その中でも確かに40代以上が多かったのですが、多くの方が一番の条件に給料を掲げているのがわかりました。
面接する中でも「前職の給料は下回りたくない」と聞くことが多く、実際に賃金の低下が転職の理由になったという話もたくさん聞きます。
リクナビの検索結果から想像した通り、今の40代以上のサラリーマンは、金銭的な苦境に立たされているのを感じましたね(´ ・ω・ `)
あとそれ以外の理由としては、「家族との時間が欲しい」というのも地味に多かったです。
この年代の方には「会社に尽くせ!」とか言う方を多く見ますが、反面消耗している方もとても多いことがわかりました。
ブラック企業が増えたことにより、今の40代以上はお金にも時間にも困窮する方が増えているみたいです。。。
正社員になれればいいという層も
それからもう一つ目に付いたのは、これまで正社員としての経歴がない40代の方です。
決して多いというわけではないのですが、数年前に比べてやや目立ち始めたなぁと(´ ・ω・ `)
理由としては、就職氷河期世代が40代になってきたからでしょうか。。。
ちなみにリクナビに原稿を出稿して、速攻応募してくるのも、やはりこの層が多いです。
40代になっても正社員の道を諦めないガッツがあるなら、自分で稼いだ方が良さそうな気もしますが。。。
ただ、月収20万円が夢だという方もいますし、「40代」と検索している層には、今も正社員になれるチャンスを模索している方が一定数いそうです。
リクナビネクストの検索ランキングは今後も注目
今回ご紹介したように、リクナビネクストの検索ランキングからは、現代の悲しい転職事情が垣間見えます。
転職関係の仕事をしている方、転職ブログを書いている方なんかは、この辺りのニーズに答えていくと、少しだけ日本がよくなるかもしれませんね…!
それとこのランキングは時期によっても変動しているので、時期ごとのニーズを考えるのもいいと思います。
ちなみに今の時期は、早期退職した新卒組が結構多いので、その辺を鑑みながらこのランキングを分析してみるのもいいですよ(`・ω・´)