今シェアサロンでの開業が、少しずつ広まってきています。
シェアサロンとはその名の通り、一つのサロンを複数の人(店)でシェアするサービスで、以前よりも気軽に出店できるようになりました。
美容室やエステサロン、整体などの治療院に多く見られ、最近ではシェアサロンの数も増え始めてきています。
他にも個人カウンセリング用だったり、セミナーや教室などで利用できる場所もあるなど、その用途もどんどん広まっているのです…!
僕も前職ではサロンを店舗展開している会社にいたので、シェアサロンについて調べたり、一度運営会社の人ともお話しする機会がありました。
なのでその時に知ったシェアサロンのメリットとデメリットを、今回はご紹介できればと思います!
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シェアサロンのメリット
まずはシェアサロンのメリットから並べていきます。
この辺りは知っている方も多いと思いますが、案外知らないこともあるこもしれません。
一度おさらいの意味で、目を通してみてくださいね( ^ω^ )
メリット1:店舗を借りなくて済む
シェアサロンを使えば、当然ですが店舗を借りなくて済みます。
通常店舗を開くとなると、それだけで数百万円必要になりますし、更にそこから毎月の家賃が発生します。
それが0円になるというのが、シェアサロンの最大のメリットと言えるでしょうね。
メリット2:利用料が安い
それと利用料が安く済むのも特徴です。
基本的に「使った分だけ」の料金になるため、毎月固定でかかる費用は発生しません。
なので実質ノーリスクとなるため、店舗運営だけで考えれば赤字になることはほぼないんです。
メリット3:一等地に店舗を構えられる
シェアサロンの多くは、ターミナル駅など主要な駅の一等地にあります。
初めからそんな場所にお店を構えることは通常不可能ですが、シェアサロンならそれが叶うのです!
お客さんも通いやすくなりますし、集客の面でも有利になります。
メリット4:複数箇所にお店を持てる
それから複数箇所にシェアサロンを持てるのも、嬉しい点です。
使った分だけという特性上から、あちこちで借りても特に痛手はありません。
東京なら新宿にも渋谷にも、銀座にも六本木にも借りることができるんです。
メリット5:設備が一通り揃っている
当然設備も整っていて、自分で全部購入する必要はありません。
多少の備品だけ持っていけば、数万数十万する設備を借りられるのです。
お金がない方にとにかく優しいのが、シェアサロンの特徴ですね!
メリット6:時間も遅くまで対応可能
これは場所にもよりますが、結構夜遅くまで対応してくれる場所も多いです。
そのためお客様の都合にも合わせやすいですし、どこかと掛け持ちして働く際も都合がつきやすくなります。
深夜に借りられる場所もあるので、自分の都合に合わせたサロン選びをするのもいいでしょう。
メリット7:副業にも最適
非常に低リスクで開業できるため、副業でお店を開くのにも適しています。
実際に副業で利用する方も多いみたいですね!
いきなり開業するのではなく、まずは自力で食べていけるくらいになってからという手段も、シェアサロンによってとりやすくなりました。
シェアサロンのデメリット
次にシェアサロンのデメリットも挙げてみます。
メリットばかりに見えますが、実は見えないところにデメリットも隠れています。
本格的に開業をされる方は、これらも理解した上でスタートしないと、後で痛い目を見てしまうかもしれません…!
デメリット1:住所を記載できない(しにくい)
シェアサロンの中には、HPなどへの住所記載を許可しているところもあれば、大まかにしか記載できないところもあります。
住所が載せられないことによって、いちいちお客様に通知しなくてはならない手間が生まれ、また信用面にも関わってきます。
住所記載に関しては、事前に問い合わせて聞いておくことが望ましいでしょう。
デメリット2:他の人と共同での使用になる
一つのサロンをシェアする形になるので、当然他の人との共同使用になります。
貸切でなければ他の人の話し声が聞こえますし、場合によっては仕事に支障をきたす可能性もあるのです。
あとは前に使った人が非常識な場合、掃除が不十分だったり備品が見当たらないということも懸念されます。
デメリット3:新規の獲得が難しい
シェアサロンという特性上、店舗の前に看板を出すことはできませんし、飛び込みでお客様が来ることもありません。
そのため新規獲得がシビアになりやすく、そのほとんどを口コミがWEB集客に頼ることとなります。
店舗の周りに知人が少なく、かつWEBやDMでの集客も苦手な場合、集客はほぼ不可能と言っても過言ではありません。。。
デメリット4:内装をいじれない
間借りする部屋になるので、内装を自分好みにいじれないのもデメリットですね。
多くの方が使うという特性上から、大体当たり障りのない内装になっており、大抵はそれほど力も入っていません。
(もちろん綺麗なサロンもあります)
内装にもこだわりたいなら、一度見学に行くことをおすすめします。
デメリット5:ブランドを確立しにくい
お店を持つのであれば、自分なりの色やブランドも確立したいと思う方も多いでしょう。
しかし、お店が他人と共同だったり、内装の雰囲気を変えられないことから、自分の色を出しにくい環境でもあります。
HP上でのブランディングと相違が生まれないよう、HPの構成やサロン選びは気をつけたいところですね。
シェアサロンは副業から大きくしたい方におすすめ
ここまでシェアサロンのメリットとデメリットを挙げてみました!
個人的な意見で言えば、副業から事業を大きくしたい方には、ぜひシェアサロンの利用をおすすめしたいですね∩(´∀`∩)
余計なリスクをかける必要がないので、ここから小さく始めるのもいいと思います!
一方で、本格的に独立開業するのであれば、シェアサロンからスタートすることはあまりおすすめしません。
理由としては、実店舗を構えるより集客面で大きく遅れを取るからです。
シェアサロンで開業するなら、最低限自分の生活費を賄える状況にしておくのが望ましいと思います。