新卒でフリーランスになろうとする人、最近徐々に増えているみたいですね!
時々炎上しがちですが、個人的にはかなりいい傾向だと思っています。
これは正社員とフリーランスを比べて云々ではなく、単にいろいろな選択肢があっていいということです。
一方、日本において新卒という切符は大きいので、「安易にフリーランスを目指すべきではない」という意見には同意します。
特に「就職できないからフリーランスになる」というのは、完全否定はしませんが割とナンセンスですね。。。
就職すらできない人が独立するのって、割と修羅の道だと思います。
とはいえ、「自力で稼ぐ力がある」または「本気でやりたいことがある」人にとって、会社員でいる時間がもったいないのも事実です。
自分のやりたい仕事ができる上、間違いなく段違いに成長できますし、上司となる人だって自分で選べますからね。
「就職なんて一度も考えたことがない」というタイプの人は、新卒フリーランスを視野に入れるべきかもしれません。
ということで、今回は新卒フリーランスになるべき人&なってはいけない人を、ご紹介していきます。
僕自身も新卒で会社を作り、新卒フリーランスの人にもたくさん会っていたので、よりリアルな話を伝えられたらと思います。
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新卒フリーランスになるべき人
まずは新卒フリーランスになるべき人から書いてみます。
これは冒頭でも書いた通り、自分で稼ぐ力が身についたか、本気でやりたいことがあるかの2パターンです。
この2つに当てはまる人は、会社勤めをするよりも独立した方がいいでしょう。
それぞれについて、以下から深掘っていきます。
自分で稼ぐ力が身についた人
学生のうちにビジネスを興し、大きな金額を稼げるようになった人にとって、就職で得られることはほぼありません。
何故なら他人のビジネスのために働くより、自分のビジネスを成長させた方が、確実に成長できて人生の幸福度も上がるからです。
「潰しがきかない」という人もたまにいますが、独立した経験のある人って、割と転職でも重宝されます。
僕自身も、最初の起業は3年で廃業したのですが、その後2回の転職活動は以下のような戦績となりました。
1回目:1社応募→1社内定
2回目:3社応募→3社内定
自慢したいのではなく、むしろ起業経験があったことで、実力以上に評価されたのが正直なところです。
なので大手企業や公務員さえ希望していなければ、失敗した際のデメリットもほぼありません。
むしろフリーランスで稼げれば、サラリーマンになっても副業で+αの収入を作れるので、これからの時代において大きな強みになります。
要はどう転んでも、学生時代にビジネスを作れた人であれば、就職する必要はないということです。
本気でやりたいことがある人
それから本気でやりたいことがある人も、思い切ってその道に進んでもいいでしょう。
賛否両論あると思いますが、個人的にはやりたいことを我慢する人生より、たとえ失敗しても挑戦した人生の方がいいと考えています。
挑戦した末の失敗というのは、振り返っても爽やかな気持ちになりますし、人生の良き思い出になるものです。
それに一度でも本気で頑張った経験がある人は、仮に失敗しても新しいことに出会った際、また同じ努力をぶつけられます。
最初の結果はどうであれ、最後には結果を掴む人が多いんです。
もしやりたいことがあるのにも関わらず、周りの意見に流されてやりたくない仕事を選んだら、人生を振り返った際すごく後悔するはずです。
少なくとも「もっとたくさん働けばよかった」なんて、絶対に思わないでしょう。
幸いにも、日本は生活保障があるおかげで、失敗しても餓死するような国ではありません。
やりたいことがあるのなら、我慢せず思い切って挑戦してほしいです。
新卒フリーランスにならない方がいい人
続きまして、逆に新卒フリーランスにならない方がいいと思う人についても書いていきます。
挑戦すること自体は賛成なんですが、以下のような場合はさすがに例外ですね。。。
就活に失敗した人
「就活に失敗したからフリーランスになります」という人は、昔からたまに見かけますが、個人的に結構謎だったりします。
人に採用される力というのは、ビジネススキルとかなり近しいものです。
言葉を選ばずにいうと、就活に失敗している時点で、独立できる力はないと悟るべきでしょう。
(スキルもコミュ力も欠けているわけですからね…)
それに事業創造には時間がかかるため、就活のシーズンから動き出すのは遅すぎます。
もちろん、就活を通して本気でやりたいことができ、そのために独立を選ぶのなら全然いいです。
ただ、「食えなくてもこの道で頑張っていくんだ!」という気概がないのなら、正直選ぶべき道ではありません。
フリーランスというと気軽なイメージですが、実際は起業家と同じ道を歩むわけですからね。
「就活に失敗したから」という逃げで選んだとしたら、相当つらい選択になるかと思います。
勉強(努力)する習慣がない人
この場合の勉強とは、学校の勉強ではなくビジネスに関する勉強です。
フリーランスになるということは、サラリーマンが上司や同僚たちから教わることを、自ら学んでいかなければなりません。
学ぶ姿勢がある人であれば、上司すら自分で選べるわけですが、そうでない人は無学のまま時間だけが過ぎていくのです。
特に今後は時代の変化がより早くなりますし、通信やAI技術の発達でなくなる仕事も増えてきます。
たまたま上手くいったビジネスの上で胡座(あぐら)をかいていれば、立ち所に置いて行かれるでしょう。
本を読んだり人に会ったりする習慣がないのは、独立する上でかなり致命的だと考えます。
公務員や大手への就職を考えている人
もし公務員になりたかったり、大手志向が少しでもあるのなら、一度そっちに進むのもいいかもしれません。
ご存知のことでしょうが、これらの採用は新卒枠しかなく、中途から入るのはかなり難しいです。
自分のビジネスは副業でも作れますし、一旦入社してから判断するのも遅くないでしょう。
それから大手志向の人は、周りからの評価・安定した給料などを求めるタイプだと感じます。
こういう願望がある人にとって、フリーランスというのはある意味地獄です。
日本においては社会的評価も低いですし、上手くいくまで安定した報酬もありませんからね。。。
(正直月50万円程度の収入なら、サラリーマンで月収20万円の方が気持ち的にずっと楽です)
周りの評価よりも、自分のやりたいことを重視する人でない限り、フリーランスにはならない方がいいでしょう。
新卒フリーランスになるメリットは大きい
ここまで向き不向きというテーマで書きましたが、新卒フリーランスになるメリットは今の時代かなり大きいと思っています。
全員にメリットがあるわけではないのですが、フリーランスに向いている方であれば、むしろやらない理由がないレベルです。
ちなみに「3年は就職した方がいい」みたいに言う人もいますが、これを言うのって独立経験がない人だけですし、明確な根拠もほぼありません。
何故3年なのかも謎ですし、もし就職が独立の役に立つのなら、リストラされた中高年の多くは無職より起業家・フリーランスになっているでしょう。
つまり独立を考えているのなら、独立した方が学べるのは当たり前ですし、余計な回り道はしなくて大丈夫です。
ちなみに新卒起業のメリットは、以前別記事で詳しくまとめましたので、よかったらこちらも参考にしてみてください。
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フリーランスは副業から目指すこともできる
最後に伝えたいこととして、今回「向いてない」と称した人であっても、副業からフリーランスを目指していけるということです。
無理に新卒フリーランスになる必要もないですし、特に内心少しでも迷いがある人は、副業から大きくするのも一つのやり方でしょう。
そして副業で十分稼げるようになってから、【サラリーマン+副業】か【フリーランス一本】かを決めたらいいんじゃないかと思います。
働き方というのは、割と体験してみて気づくことも多く、向き不向きも結局その人次第なんです。
きっとフリーランスの中にも、サラリーマンの方がよかったという人は多いでしょうし、もちろん逆も然りでしょう。
僕も力不足で、一旦会社を畳んでサラリーマンになりましたが、経験しないとわからないメリットは意外に多かったりします。
なので会社員として働き、副業から大きくしていくというのも、決して悪い選択肢ではないんです。
「従業員は絶対嫌」という価値観なら別ですが、どちらか迷っている方であれば、副業から始めるのが最良の選択かもしれません。
新卒フリーランスは向き不向きがある
ということで、今回は新卒フリーランスになるべき人&なってはいけない人という記事を書かせていただきました!
僕は同じタイミング(新卒)で起業した人にもたくさん会いましたが、新卒フリーランスの中には、驚くほど低い実績・スキルの人がいるのも事実です。
今回の話はあくまで一個人の意見ですが、僕がリアルに経験して感じたことでもあるので、割と新卒フリーランスの現実に近いかと思います。
ただ、否定的なこともいくつか書きましたが、もっとフリーランスを選ぶ人が増えてほしいのも事実です。
本気でやりたいことがある、もしくは生きたい人生があるのであれば、周りの意見を気にせず新卒フリーランスへの道を歩んでくださいね!