恐らく「失敗したい」と考えている人は、世の中でもごく稀な部類だと思います。
誰しもが失敗したくないと考えていますし、それはもちろん僕自身も同じです。
失敗というのは、大小あれど何かしら損をしますし、精神的にも痛みを伴いますからね。。。
ただ、人生を振り返ってみると、大きな学びを得たタイミングって、大抵失敗した時なんです。
失敗して這い上がった過程も含め、失敗から得られるものはたくさんありました。
これは余程失敗を避けてきた人でない限り、多分同じなはずです。
ということで、今回は失敗を乗り越えた経験が一番大切だというお話をしていきます。
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失敗を乗り越えた経験が一番大切
まず僕自身の大きな失敗として、以下のようなものがありました。
・大学を初日で辞めひきこもる
・ネトゲ廃人になる
・起業して失敗する
・社畜になりかける
深掘りはしませんが、どれも人生が崩壊してもおかしくないくらい、大きな失敗でした。
(もし気になる方がいたら、プロフィールを読んでみてください)
どの時もすごく悩みましたし、たくさん後悔もしました。
ただ、同時に大きな失敗をした時が、最も成長できたタイミングでもあったんです。
その理由は、失敗を乗り越えるのにたくさんの反省と、そして行動が生まれたからです。
失敗した当初は、確かに辛いですし自信も失ってしまいます。
しかし、失敗した時ほど自分と向き合えますし、直すべき点や今後の生き方についても見えてきます。
持ち直すのに時間はかかるかもしれませんが、挫折から這い上がるたび、より良い人生に近づいていけるのです。
「反省」と「行動」は時期を分ける
大きな失敗をした時は、ひたすら反省するフェーズと、そして行動するフェーズに分けた方がいいと考えています。
失敗して落ち込んでいる時って、変に行動すると悪い方向に進みやすいです。
色々なことに悩み、ある程度自分の考えがまとまってから、具体的なアクションに移る方がいいでしょう。
反省や今後の方針を固める期間は、人によっては半日くらいかもしれませんが、長ければ何ヶ月もかかると思います。
いずれにしても、自分の中で何かしらの答えを出してから、歩を進めるのがいいですね。
それまでは前に向かうより、内に向かう時間の方が大切だと感じます。
もし失敗のダメージが大きければ、例えば一時的に休職したり、実家に身を寄せることも考えてみてほしいです。
以下からは、「反省のフェースでやること」と「行動のフェーズでやること」を、それぞれ深掘りしていきます。
反省のフェーズでやること
反省のフェーズでは、まず最初にひたすら落ち込んだ方がいいです。
何故なら一度落ち切った方が、後は上がるだけの状態になって、気持ちも上向きやすいからです。
自分自身の否定はしないでほしいですが、考えや行動とかは徹底的に後悔した方がいいと思います。
そうしてたくさん後悔した後は、言われなくても自然と反省が生まれるはずです。
なぜうまくいかなかったのか、それは一旦失敗して冷静になった際、自然と見えてきます。
後悔が深ければ深いほど、反省もより深いものになり、人生の教訓として強く刻まれることになります。
そして失敗の数だけ反省が生まれ、反省の分だけ教訓が増えます。
更に過去の自分を認められれば、後は前に進むだけです。
その頃には次の目標、夢などができているはずですので、そこに向けて歩んでいってください。
行動のフェーズでやること
行動する上で大切なことは山ほどありますが、今回のテーマの中で1つあげるなら、それは「反省を忘れない」ことです。
人間は良くも悪くも、喉元過ぎれば熱さを忘れてしまいます。
なので深く反省したことならともかく、ちょっとした反省は過去の痛みを忘れて、何度も繰り返してしまうのです。
同じ過ちを繰り返すというのは、他人事として考えれば愚かなことですが、意外と自分でもやっていたりします。
そうならないようにおすすめしたいのは、「やらないことリスト」の作成です。
今までの人生で「やってはいけない」と感じたことを、ノートやメモ帳など目に見える形で残しておくのです。
そうしておけば、過去の反省を100%活かせるので、どんどん後退しにくくなっていきます。
過去の過ちを繰り返さないことって、実は想像以上に大切な要素です。
同じ失敗を繰り返しても意味はないので、過去の反省をしっかり刻んでおきましょう。
(Evernoteなど、クラウド上のメモ帳がおすすめです)
失敗は早めに経験しておくことが大事
失敗をする経験は、何事も早ければ早いほどいいです。
若い時ほどダメージも小さいですし、反省を活かせる期間も必然的に長くなります。
それにいくらでもやり直せるので、若いうちほど失敗を経験した方がいいです。
できれば何かに挑戦することをおすすめしたいですが、そうじゃない失敗も大きな糧になります。
僕は過去ネトゲ廃人でしたが、もしあの頃の経験と反省がなかったら、今頃ゲームに廃課金する大人になっていたはずです。
心の中で「やりたい」と思っていることは、遅かれ早かれいつか手を出すので、早めに体験しておくのも一つかもしれません。
もちろん前向きな経験なら、できるだけ早く経験しておきたいところです。
もし今やりたいことがあるのなら、ダメ元の気持ちでトライすることをおすすめします。
人生で一番若い時期って、まさに「今」ですからね。
失敗しない人生こそ失敗
失敗しない人生というのは、恐らく多くの方が選べる選択肢です。
失敗しないためには、単純に失敗しそうなことを避け続けていればいいだけですから。。。
確実に評価されること、つまり与えられた勉強や仕事だけ頑張っていれば、失敗しない人生を過ごすことができます。
ただし、失敗しない人生というのは、同時に挑戦もしない人生です。
そして自分が本当にやりたいことって、大抵は先行きの見えない挑戦の先にあります。
そこに勇気を出して挑戦しない人は、文字通り無難な人生しか待っていないのです。
成功している人に出会うと、挑戦の数が本当に多いと感じます。
たくさんの失敗を経験して、都度新しい学びを吸収して、新たに挑戦を繰り返して…
辛い日々もあったと思いますが、そういう生き方をしてきたからこそ、人生の厚みが半端ないんです。
そういう人は命の輝きというか、エネルギーそのものが大きく違います。
そして本当に自分らしく生きている人で、挑戦していない人は誰もいません。
失敗しない人生こそ、最大の失敗なんです。
挑戦しない人生はつまらない
偉大な日本の芸術家、岡本太郎さんの著書「自分の中に毒を持て」には、挑戦しない人生がいかにつまらないかが書かれています。
この本には終始、失敗を恐れてやりたいことをやらない愚かさが綴ってあります。
その内容に深く共感しましたし、むしろ自身の挑戦不足を反省させられる本でした。
挑戦した人生というのは、例え成功しなかったとしても、本人の満足感は高いものです。
少なくとも何にも挑戦せず、波のない人生を過ごすよりは、ずっと幸せな人生になると思います。
失敗は確かに痛いですが、本当に自分らしい人生を生きたいなら、とにかくやりたい方向に突き進むことが大切です。
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失敗を乗り越えた経験こそ大切
ということで、今回は失敗を乗り越えた経験が一番大切という話を書いてみました。
僕も過去何度も失敗し、その度に悩んだり悔いたりしてきましたが、今となってはその経験こそが一番の宝物です。
自分の人生をより良いものにしてくれるのは、間違いなく失敗経験だと思っています。
失敗すると辛いですが、失敗のない人生の方がつまらなく、虚しいものです。
どんな失敗をしたとしても、その失敗を将来笑えるよう、これからの日々を力強く生きてくださいね。