僕が睡眠負債という言葉を知ったのは、会社員としてバリバリ働いていた頃。
毎朝6時過ぎに出勤して、長ければビル消灯の23時まで働いていたタイミングでした。
そんな生活をしていたもんですから、当然毎日眠かったですし、健康に良くないとは薄々感じていましたが、、、
まさか睡眠の負債が累積するものだとは思っていなく、当時かなり衝撃的だったのを覚えています(°_°)
その後睡眠負債による影響を色々調べてみたところ、そのデメリットは決して無視できるレベルではなく、今すぐ改善しなければならないことだとわかりました。
何故なら睡眠負債の蓄積によって、脳機能が大きく低下してしまう上に、病気のリスクまで跳ね上がってしまうからなんです(´ ・ω・ `)
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睡眠負債を取り返すのは難しい
まず前提として、睡眠負債を抱えてしまったら、それを取り返すのは難しいことは知っておいてください。
睡眠負債というのは、言うなれば体に溜まった借金みたいなもの。
毎回借金をして後で取り返す習慣がある人が、健全であるはずがありませんね。。。
もちろん大事な場面で借金を作ることはあるでしょうし、むしろ必要なことだと思います。
ただ、普段から休日に足りない睡眠を返上しようと考えている人は、結局睡眠負債を返すことはできないでしょう。
借金癖がある人が借金を溜める傾向があるのと、同じ理屈ですね…!
特に真面目な人ほど、お金の借金はしなくても睡眠負債は溜めやすいので、この点は注意していただきたいです(*_*)
怖すぎる睡眠負債の影響3つ
この睡眠負債が溜まると、具体的にどんなことになってしまうのか。。。
その怖すぎる影響を、以下にまとめていきます。
1.脳機能が衰える
睡眠負債が蓄積されることで、脳の機能も少しずつ衰えてしまいます。
睡眠が足りないとパフォーマンスが落ちるのは、きっと誰しもが経験済みだと思います。
(特に徹夜明けとかは、もうフラフラですよねw)
しかし、極端に睡眠が足りない時は違いに気づくものの、少しずつ蓄積される睡眠負債の影響に関しては、なかなか自覚することができません。
そのため気づいたら睡眠負債により、単純なミスが増えたり集中力が落ちるといったことが起きてしまうんです。
睡眠負債を抱えがちな方には、仕事や勉強を頑張っている人も多いと思いますが、長期的に見ると逆効果になってしまいます。
多少忙しくても、寝る時間はしっかりと確保しておきたいところですね…!
2.病気やがん細胞増殖のリスクが高まる
様々な研究から、睡眠不足により病気のリスクが高まることもわかってきています。
それも心臓病や生活習慣病などの、比較的重篤な疾患が多いです。
更にがんになりやすいこともわかっていて、睡眠不足ががん細胞の増殖にも繋がってきます。
このような病気に一度なってしまえば、取り返しのつかないことになってしまいますので、くれぐれも頑張りすぎには注意が必要です。
3.精神病に発展するリスクもある
更に睡眠負債が溜まることで、精神病のリスクも高まってしまいます。
その理由は睡眠不足による、ストレスの影響も確かにあります。
しかしそれ以上に、睡眠不足によって自律神経が乱れてしまうことが、精神病の発症リスクを増大させてしまうのです。
むしろストレス自体が精神病を発症させるのではなく、ストレスの影響で自律神経が乱れることにより、精神病へと発展します。
なので睡眠不足で自律神経が乱れても、結局同じ結果なんですよね(´ ・ω・ `)
睡眠負債の簡単なチェック方法
このように、睡眠負債には人生が崩壊し兼ねないほどの危険がありますので、寝不足の状態を続けないように気をつけていただきたいです。
ただ、自分が十分な睡眠を取れているかって、案外自分で判断するのは難しかったりします。
睡眠負債の怖いところは、自覚がないまま負債が溜まってしまう部分にもありますからね(°_°)
適切な睡眠時間は人によって違いしますし、何時間寝ればいいという目安もあてにはできません。
なので様々なチェック項目で判断されることも多いですが、実はとても簡単なチェック方法が存在します。
それは休みの日に、目覚ましをかけず真っ暗かつ無音の環境にて、ゆっくり寝てみることです。
(光や音などの問題は、可能な範囲内で大丈夫です)
その結果普段通りに起きられれば、睡眠負債は全くない状態だと判断していいでしょう。
逆に普段以上に寝てしまうようなら、間違いなく睡眠負債が溜まっている状態です。
休日で返済することもできますが、累積された睡眠は全て返済できないことも多いので、なるべく負債は溜めないようにしてください。
どうしても忙しい時は仕方ありませんが、普段はしっかり寝るようにしておきたいですね(`・ω・´)
日本人の4割は睡眠負債を抱えている
ちなみに日本人の4割は、慢性的に睡眠負債を抱えている状態だと言われています。
日本は労働時間も長く、ストレスも溜まりやすい環境なので、ある意味仕方ないのかもしれません。
しかしこの睡眠負債によって、日本全体の生産性も大きく下がっており、GDP換算だと2.92%もの損失を出しています。
これは15兆円以上の経済損失であり、これほどの損失が出ているのも世界中見渡しても日本だけです。
日本人は勤勉で真面目なのがいいところですが、その結果生産性を大きく下げてしまっているわけですね(*_*)
更にブラック企業のような、劣悪な労働環境の会社も増えているので、この辺は国としても改善の余地が大きそうです。
ただ、国が動いてすぐどうにかなる問題でもありませんから、まずは個々人でしっかり対処することが大切です。
寝ずに頑張るより、毎日ちゃんとした睡眠を取ってパフォーマンスの向上を図ること。
そして満足な睡眠が取れないような会社では、決して働かないことですね(´ ・ω・ `)
世の中にはブラックな会社もあれば、いい会社だってたくさんあります。
毎日長時間働かされている方は、ぜひ早めの転職を考えてみてください…!
睡眠負債を溜めないようにしよう
基本的に7〜7時間半程度寝るのが、人間にとって最も適切な(死亡リスクも下がる)睡眠時間だという研究結果があります。
一方、人によっては3〜6時間とかでも平気だったりしますし、逆に8時間以上の睡眠が必要な人もいます。
なので自分にとって適切な睡眠を知っておき、目覚ましがほとんどいらなくなる状態を目指してみましょう!
自分にとって適切な睡眠時間がわからない方は、7時間〜7時間半あたりを基準にしつつ、睡眠負債にならない睡眠時間を調整しながら探してみてください( ^ω^ )
(レム睡眠時にすっきり起きられるよう、1.5時間周期で探るのが理想です)
どうしても忙しくて夜寝られない方は、昼寝を取り入れることでも高い休息効果が得られますので、なるべく睡眠負債を溜めない工夫を心がけてみましょうね!