趣味を仕事にすべきかどうかって、時々議論が上がりますよね。
結局は本人の価値観次第なので、正直どっちでもいいと思ってますが、個人的には趣味を仕事にした方がいい派です。
つまらないこと、好きではないけど得意なことを選ぶよりは、好きなことをすべきだという風に考えています。
確かに趣味を仕事にしても、今までほど楽しめないかもしれませんが、やりたくない仕事をするよりは100倍マシです。
それに趣味が一つだけならともかく、世の中には楽しいことがたくさんありますし、仕事もプライベートも趣味で埋め尽くした方がいいと思ってます。
デメリットはありますし、いきなり実現させるのも難しいですが、一つのゴールとして設定する価値はあるでしょう。
ということで、今回は趣味を仕事にした方がいいという話を書いていきます。
趣味を仕事にしたいという方は、ぜひ実現に向けて行動してみてほしいですね。
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趣味を仕事にした方がいい理由
結論として、趣味を仕事にした方がいい理由は以下の3つです。
・常にワクワクした人生になる
・嫌なことを排除しやすい
・最終的に収入が増える
それぞれ解説を入れてみます。
常にワクワクした人生になる
趣味を仕事にしていると、常にワクワクした人生になります。
毎朝をワクワクで迎えるのか、それともどんよりした気持ちで迎えるのかは、人生においてかなり重要な部分です。
そしてこれはつまらない仕事をしている限り、どんなに人や環境に恵まれていても実現できないと思います。
一応得意なことでも高揚感は生まれますが、それはどちらかというと「ワクワク」ではなく、闘争心から生まれる「ギラギラ」という感じです。
僕も以前競争が大好きで、仲間との勝負に燃えていた時期もありましたが、競争の先には虚しさしか待っていないことに気づきました。
他人との比較ではなく、純粋に自分が楽しめる仕事をしないと、心の底から湧き出てくるようなワクワク感は得られないです。
嫌なことを排除しやすい
楽しく充実した人生を送るためには、楽しさを追求することのほかに、嫌なことを排除することも必要です。
しかし、楽しくない仕事をしていれば、人生から嫌なことを排除しにくくなってしまいます。
仕事は人生の大半を占めるものですから、仕事が楽しくなければ、人生の楽しいのは少しの余暇だけという感じですね。
もちろん趣味を仕事にしていても、嫌なことは色々出てくると思います。
それでも仕事自体が楽しければ、他の嫌な要素は一つずつ潰していくことが可能です。
もし仕事自体が嫌だったとしたら、それは最早どうしようもありませんので、仕事を変えるか我慢し続ける人生を選ぶしかなくなってしまいます。
(後述しますが、「楽しさを見出す」みたいな思考はやめた方がいいです)
最終的に収入が増える
一昔前なら別ですが、これからは好きなことを仕事にした方が稼げる時代だと感じます。
仮に大きな収益を得られなくても、食べていくレベルならそれほど難しくはないです。
恐らく嫌いな仕事を我慢してやっている人ほど、これからは低収入になっていくと思います。
理由は色々ありますが、大きいのは苦なく努力できる分野であることと、通信インフラの発展でしょう。
今や飼い猫を紹介するだけでお金になる時代で、これは一昔前では考えられなかったことです。
ただ、こうして誰でも好きなことを追求できる時代ですし、そういう生き方の方が心だけでなく収入面も充実するわけです。
それに好きじゃない仕事をしていても、自分の中にアイディアや創意工夫はなかなか生まれません。
年功序列の中ならそれでもよかったですが、これからは完全ではないにしても、実績がより大事になるはずです。
得意なことでもそこそこ結果は出せると思いますが、突き抜けられるのは好きなことをやっている人だけでしょう。
体験談:得意なことをしていた時期の話
今では趣味を仕事にいた方がいい派ですが、昔は違っていました。
上でも少し触れましたが、以前は好きなことをするより、得意なことを頑張るべきだと考えていました。
長所を伸ばした方が効率的ですし、何より得意な分野でいい結果を出したり、周りと勝負するのが楽しかったからなんですね。
また、社会的な意義としても、それぞれ得意なことをした方がいいとも思っていました。
その考えが変わり始めたきっかけは、「ユダヤ人大富豪の教え」という本でした。
この本には、幸せなお金持ちになるためには、得意なことより大好きなことを追いかけた方がいいと書いてありました。
最初に読んだのは学生の時でしたが、当時はどこか否定的に捉えつつも、僅かな引っ掛かりは覚えていたんです。
そして社会人になり、相変わらず得意なことを続けているうちに、だんだんこの言葉の意味がわかってきました。
得意なことを追いかけていれば、確かに周りの人間からは評価されますし、収入もそれなりに上がっていきます。
ただ、それが自分にとって幸せかどうかは、全くの別問題なんです。
他人からの評価されるのは気持ちいいですが、そこで感じられる幸せは想像以上に浅かったりします。
心の底から「幸せだなぁ〜」って感じられるのは、得意なことではなく好きなことで満たされた人生だけです。
例えお金がもらえなくても続けられること、自分が本当に好きなことしている人生の方が、ずっと幸せになれると感じます。
好きでもないことに楽しみを見出すのは無意味
よく会社で言われることの中に、「楽しみを見出せ」という話があります。
これ自体は正しいと感じていて、目の前のことにまず全力で取り組んでみるのは、基本的なマインドセットとして持っておくといいです。
やってみたら意外と好きだったり、やりたいことに近かったというのは、決して珍しい話ではありませんからね。
しかし、やってみて全然自分と合わないのであれば、無理して楽しみを見出そうとするのはやめた方がいいです。
そういう考えを推奨する人って多いですが、楽しいという感情は自然に湧き出るもので、無理に見出すものではありません。
あえて言葉選ばずにいうと、こういう考え方には正直気持ち悪さを感じてしまうんですよね。
本当の趣味ややりたいことは、思考ではなく経験から見つけた方がいいと考えてます。
色々な経験をしなければ、自分のやりたいことなんてまず見えてきません。
それに「やってみたら意外と嫌いだった」みたいなこともありますので、そういう意味でも経験が最重要です。
できれば学生のうちに、社会人でもできるだけ早い段階で、自分の好きなことは知っておいた方がいいと思います。
更にその後の経験を通して、アップデートさせていくのが理想です。
趣味を仕事にするのは難しくない
趣味を仕事にするのは、簡単ではありませんが難しくもありません。
趣味以外のお金もほぼかからないので、いきなり独立するかはともかく、副業として始めるのは大いに推奨したいです。
一時的には大変かもしれませんが、今後何十年もつまらない仕事を続けることを考えれば、安すぎる自己投資だと思います。
そしてどんな趣味にしても、おすすめしたいのはブログか動画ですね。
これらは自分で発信できる媒体の中でも、割と収益に繋げやすいです。
詳細はここでは省きますが、始めるのも想像より難しくないので、まずは一歩踏み出してみることをおすすめします。
※ブログの始め方に関しては、以下の記事で綴っています
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余談:みんなが好きなことをしたらどうなるの?
みんなが好きなことをできれば理想ですが、世の中には誰もやりたがらない仕事ってありますよね。
例えばトイレ清掃や介護などの仕事は、「お金をもらえなくてもやりたい!」と思う人って恐らく少数派でしょう。
生活のためだったり、手に職をつけたいがために選択している人の方が多いと思います。
ただ、こういう仕事の担い手がいなくなったら、社会が回らなくなってしまいます。
そういう意味で、みんなが好きなことをすることは不可能だというのもわかります。
日常を支えてくれている人たちへの感謝は、決して忘れてはいけませんね。
しかし、それでも好きな仕事をした方がいいと考えるのは、「誰もやりたがらない仕事が高収入になるから」です。
例えばみんな好きなことをし始めたら、介護職などの担い手が徐々にいなくなっていきます。
そうなると働き手を雇用するためには、必然的に報酬を上げざるを得ません。
極端な話、初任給50万円とかもらえる仕事になれば、やりたがる人は増えるわけです。
(もしくは機械化されて、人がやらなくても済むようになります)
逆に言えば、今大変なのに給料が安い仕事が多いのって、そこで働きたがる人が多いからです。
報酬は需要と供給のバランスで大体決まるので、どんなに大変で社会的意義がある仕事でも、供給量が多ければ報酬は上がりません。
時給1000円で働いてくれる人がたくさんいるのに、わざわざ給料を上げる経営者はいないわけです。
日本の雇用状況を悪くしているのは、企業側の責任でもあるかもしれませんが、低所得の仕事を嫌々頑張ってしまう人達の責任でもあります。
趣味を仕事にしていこう
ということで、今回は趣味を仕事にした方がいいという話を書いてみました。
世間では「仕事=辛いもの」という価値観が浸透していますし、またそうでなければならない風潮もあります。
なので「趣味を仕事に!」なんて言うと怒る人もいるのですが、本来は嫌な仕事をする必要性なんてどこにもないです。
趣味を仕事にしたいのであれば、周りに遠慮せず実現に向けて動いていきましょう。
そして自分の人生を、好きなことだけで埋め尽くしていってください。
一度しかない人生、仕事も含めつまらない時間は極力排除していくことをおすすめします。